架空料金請求詐欺を防止したとして、ファミリーマートテイスティ溝ノ口店(久本)の店長代行・中村和美さんが5月18日、高津警察署の鈴木公人署長から感謝状を贈呈された。
5月5日午後3時40分頃、被害者(68歳男性)が自宅のパソコンでインターネットを閲覧中、突然警告画面が出た。同時に「ウイルスに感染しています。下記の番号に電話してください」という音声が流れ、電話番号が表示された。
被害者が電話をすると、日本マイクロソフト社を名乗る男から「ウイルスに感染し、ロックがかけられた。直すのに金がかかる」と言われ、iTunesカード5万5千円分を購入し、カード裏面の16桁の番号を画面に打ち込むよう指示されたという。その後、同店でカードを購入したが、店員と被害者のやり取りを聞いていた中村さんが詐欺の可能性があると思い、被害者を呼び止め、110番通報。詐欺を未然に防いだ。中村さんは「これからも詐欺の被害に遭いそうな方を見つけたら、声をかけることを心掛けたい」と話した。
同署によると、区内の特殊詐欺は現在11件発生しており、被害総額は1213万円という(5月24日時点)。「前兆電話があったら、すぐに通報してほしい」と呼び掛けている。
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