神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2021年8月27日 エリアトップへ

溝口岩崎酒店 130年余りの歴史に幕 今後は「音楽ホール」に注力

経済

公開:2021年8月27日

  • X
  • LINE
  • hatena
現店舗と創業当初の外観(写真下・同店提供)
現店舗と創業当初の外観(写真下・同店提供)

 明治中期(1887年頃)に造り酒屋として創業。以来130年以上の歴史を有する「岩崎酒店」(溝口)が、8月22日に閉店した。

 同店は創業当時から「糀屋」の屋号で多くの愛酒家などに親しまれ続け、地域と共にその歴史を刻んできた。

3年前から閉店視野に

 地元屈指の老舗の閉店に、各方面から惜別の声が数多くあがる中、店主の岩崎真也さんは「コロナ禍などとは関係がなく、3年くらい前から店を閉める事を考えていた」と、内情を吐露。家族経営ゆえに先代店主の高齢化などに加え、併設する「糀ホール」(賃貸音楽ホール)の運営も軌道に乗り「両立が難しくなっていました」と、その理由を説明する。

 「岩崎酒店」は今から約20年前、一部方針を転換。業務店向けの配達業務などを取り止め、個人ニーズに沿った品揃えをメーン業務に据えた事で多くの顧客を獲得。店舗併設のギャラリーを会場としたワインや日本酒、焼酎などの試飲会の会場や、近隣小学校の社会科見学の訪問先などとして、高津区内の賑わい醸成の一翼を担ってきた。

 今後は音楽ホール事業に注力していく方針。「『糀屋』の屋号を音楽ホール事業にて引継ぎ、今後も地域の方々に喜んで頂けるよう頑張っていきたい」と話している。

高津区版のトップニュース最新6

溝口神社で「こどもフェス」

4月29日

溝口神社で「こどもフェス」

SDGs関連の試みも

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

市制100年で1万発に

多摩川花火大会

市制100年で1万発に

今年の開催概要決まる

4月19日

「おいしさの技術」に迫る

県立川崎図書館

「おいしさの技術」に迫る

「食」テーマの企画展、話題に

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月12日

「しあわせ職場賞」に喜び

久地「日本理化学工業」

「しあわせ職場賞」に喜び

障害者の働き甲斐、支援

4月12日

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook