1月24日午後、高津区との区境でもある宮前区宮崎の市道でワゴン車にはねられ3人が死傷した。
5日が経った29日時点でも、事故現場には、亡くなった39歳女性と3歳の男の子を哀悼し手を合わせに来る人が後を絶たず、花や飲み物などが供えられていた=写真。馬絹から10分ほどかけて歩いてきたという40代男性は「被害者と同い歳の子どもがいて、いてもたってもいられなかった」と話す。また子どもを連れて訪れた一家(上作延在住)は「(亡くなった方の子どもと)自分の子が同じ学校の同級。あと少しで卒業式だった。子どもたちに普通の毎日を大事にしようと伝えた」と涙ながらに話した。
事故現場近くに位置する南原小学校の澁谷加寿子校長は「事故に気を付けていても、今回のような防ぎようのない事故も起こりうる。『自分も巻き込まれるかもしれない』という意識も持ってもらうことを子どもたちに指導していきたい」とコメントした。
現場付近、警戒を強化
事故が発生した子母口宿河原線は片側1車線。宮前警察署交通課によると、交通量はあるが普段から事故の多い道路ではなく、前方不注視が事故につながったと指摘。「悲しい事故を起こさないためにも、ながら運転はしてはいけない。車は便利だが一瞬で凶器になり得る危険性を再認識してほしい」と訴える。事故を受け、同署は神奈川県警本部交通機動隊を含めて事故現場付近のパトロールを強化している。
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