10日あまりで2度目
高津警察署は、警視庁玉川警察署と合同で10月20日にJR武蔵溝ノ口駅前で特殊詐欺への注意喚起や防犯意識を高めてもらう「地域安全キャンペーン」を行った。同署では、10月11日にもEXILE(エグザイル)の松本利夫さんを招致し、同様のキャンペーンを実施(本紙10月21日号・既報)するなど、主に高齢者をターゲットにした特殊詐欺の撲滅に本腰を入れている。
「ピーポくん」も登場
キャンペーン当日は「特殊詐欺被害の防止」をはじめ「適切な110番通報」や「巡回連絡活動の協力依頼」さらに「地下鉄サリン事件風化防止」といった4テーマを掲げ、両署の地域課、生活安全課、刑事課、警備課と高津区役所の危機管理担当など計25名が参加。武蔵溝ノ口駅の利用者などにチラシ等を配布し、特殊詐欺を中心に昨今多発している各種犯罪の撲滅を呼び掛けていた。
また会場には神奈川県警のマスコットキャラクター「ピーガルくん」や「リリポちゃん」、さらに警視庁の「ピーポくん」も駆け付け、高津署員らと一緒にPR活動に参加。子ども達と写真撮影も行うなど、精力的な動きをみせていた。
玉川署とタッグ
今回実施した「地域安全キャンペーン」は、警視庁玉川警察署と高津警察署が合同で実施している活動の一つ。多摩川を挟んで管轄がある両署が近年、増加している特殊詐欺の対策として、昨年から取り組んでいる。
管轄や県の異なる警察署が連携して、犯罪防止キャンペーンに取り組むことは、国内では珍しい事例。
高津区警察の担当者は「互いの情報共有をすることで連携高められ、これまで以上に双方の地域の安全性が向上出来る」と、都県境で連携を図る意義を説明。その上で「特殊詐欺の防犯意識を高めたく、取り組んでいます。巡回連絡やキャンペーンを定期的に行った結果、相談件数も増えてきました。効果があったのは、特殊詐欺犯の実際の音声テープ。未然に防げた件数も増えており、今後も合同での活動を続けていきたい」などと語っていた。
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