戻る

高津区 文化

公開日:2023.03.31

仏教の開祖、釈迦の誕生祝おう
花まつりはお寺巡りを
久本、末長の4寺院でスタンプラリー

  • 各寺院で配られる台紙と地図

  • 釈迦像に甘茶をかける子どもたち=過去の様子

 4月8日はお釈迦様のお誕生日―。毎年この日の前後には、全国の寺院で生誕を祝う「花まつり」が催されている。高津区内では大蓮寺(久本)、龍台寺(久本)、明鏡寺(末長)、増福寺(末長)の4寺院を巡るスタンプラリーが、7日(金)から9日(日)に開催される。今回で6回目で、各日午前10時〜午後5時頃まで。

 花まつりでは、花で飾られたお堂に立つ釈迦像に「甘茶」をかけて参拝する習わしがある。これはお釈迦様が誕生した時に九頭の龍が現れ、甘露の雨を降らせたという伝説を模したもの。甘茶は特異な甘さのあるヤマアジサイの変種で、加工により砂糖の数千倍ともいわれる甘味の強い成分が出るという。スタンプラリーの発起人である大蓮寺の大橋雄人住職は「花まつりは(キリストの誕生を祝う)クリスマスに比べてあまり知られていないと感じていた。楽しみながら由来などを知ってもらえたら」と思いを話す。

 期間中は各寺院を参拝すると景品がもらえるほか、全てのスタンプを集めるとコンプリート記念品も。それぞれのお寺や道中で春のお花を楽しめるのも特徴で、昨年は3日間で850人以上が参加している。大橋住職は「子どもたちも友達同士で回っており、イベントが地域になじんできたと感じる。この時期は引っ越してくる人もいるので、近所を知ってもらう機会になれば」と話す。

 #4月8日は カレーを食べよう

 お釈迦様と同じく「インド生まれ」として近年、花まつりを盛り上げようと全国の僧侶が「4月8日はカレーを食べよう」とSNSなどで呼びかけている。今回は、「溝ノ口カレー」が、花まつりの期間中、大蓮寺の境内で出張出店しており、コンプリートした台紙を持参するとミニカレーをお得に食べることが出来る。また近隣の飲食店5店でも期間中にコンプリート台紙の持参で特典を用意している。

 新型コロナ感染症対策として、釈迦像への甘茶がけは希望者のみ。明鏡寺では地蔵祭りが行われていたり、大蓮寺ではぬりえ企画などのイベントも。参拝と共に楽しんでみては。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

高津区 ローカルニュースの新着記事

高津区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS