高津区にあるボウリング場「タチバナボウル」に所属し今春、プロボウラーになった 崎山 穂花さん 子母口在勤 18歳
「一番好きなことを、職業に」
○…「おめでとう」「頑張ったね」。念願の女子プロボウラー資格取得テスト合格を果たし、今年新たに誕生した女子プロボウラー13人の一人に。新社会人として働くボウリング場で常連客からの祝福の言葉に「めちゃめちゃ嬉しい。みんな応援してくれていて感謝」と笑顔が弾ける。「まずは公式トーナメントでの1勝が目標です」
○…高校入学前、「一緒に高校で3連覇しよう」と、小3からジュニアクラブで共に練習してきた濱崎りりあさんとダブルスでの優勝を誓い合い同じ学校へ。目指した全国高等学校対抗ボウリング選手権大会では宣言通り1年時に優勝。2年目は準優勝と連覇は逃したが、3年目で優勝を奪還した。今もボウリング界でそれぞれ活躍する2人。友人でライバルでもある濱崎さんとの思い出は「青春です」。卒業後は迷いなく、大好きなボウリングの道に進んだ。
○…横浜市出身。幼少から人見知りしない性格で、両親の勤め先だった地元のボウリング場で5歳頃から練習を始めた。その後、施設はなくなってしまったが「隅っこで練習して」と懐かしむ。ボウリングの楽しさを教えてくれたのが、当時教わっていたプロの選手だった。「何をしても褒めてくれて。とにかくそれが嬉しかった」。その時の嬉しさ、楽しさが今も心の根底にある。
○…「家でアニメを観て過ごすのも好き」という18歳だが、情熱は全てボウリングに注ぎ込む。大会で遠方各地に行くが、そこでもやりたいことは観光よりもボウリング。「一番好きなことを職業にしたかった」という夢を叶えた今、「小さい頃に教えてもらった『ボウリングって楽しい』という感覚を、ジュニアクラブの子たちにも伝えられるようになれば」と先を見据える。
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2月7日