市政報告 希望を育む「こどもホスピス」について 公明党川崎市議会議員団 平山こうじ
令和6年第2回定例会一般質問の内容から一部抜粋して質疑を紹介します。
◆本市の現状等
「こどもホスピス」は小児がんや難病など、生命に関わる重い病気によって、治療や療養が中心の生活を送る子どもと、その家族を支える取組みです。イギリスを発祥に欧米で広く普及するも、日本では政策上、既存制度の狭間で子どもと家族が孤立する課題を抱えます。
その背景の一つに病院の緩和ケア病床が「こどもホスピス」として発展してきた事が挙げられますが、小児の緩和ケアには「医療的なケア」に止まらず、子どもの成長と発達を支える側面が不可欠であり、医療では充足できない領域と子どもの権利を保障する視点が重要です。一方、国においては、こども家庭庁に「こどもホスピス専門官」が配置され、担当部署を明確にして実態調査が進む予定です。そこで本市の前提状況等を確認しました。
問:小児の緩和ケアの実態を健康福祉局長に伺う。
答:個別ニーズに応じて療育や福祉と連携した支援が提供されている。
問:子ども・子育て支援施策の視点における本市の現状をこども未来局長に伺う。
答:(県立こども医療センター窓口設置ほか)区役所地域みまもり支援センターにおいて必要な相談支援を行っている。
◆目指すべき姿勢
改めて「こどもホスピス」は医療・ケアや福祉、教育等の各領域に関わる制度から抜け落ちてしまう「子どもや家族を支える」との観点で今後の対応を求めました。
問:地域の中で病気と闘う子どもや家族を支える環境の整備について、本市も積極的に取組むべきと考えるが、見解と今後について三田村副市長に伺う。
答:生命を脅かす病気を持つ子どもと御家族の安心と育ちを支援するためには、医療機関における緩和ケアの提供に加え、地域における教育や療育・福祉などの連携が必要と認識している。国で今後、実施が見込まれているこどもホスピスに関する調査研究を踏まえ、支援のあり方の検討を行うとされており、その動向を注視する。
以上を踏まえ希望を育む検討を引き続き進めて参ります。大切な瞬間を重ねる充実の夏を!
平山こうじ
川崎市高津区千年910-10
TEL:044-798-1397
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9月13日