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高津区版 公開:2025年5月2日 エリアトップへ

高津区在住前田陵太郎さん キリマンジャロに登頂 アフリカ最高峰、10歳で

スポーツ

公開:2025年5月2日

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登頂した陵太郎さん(左)と父・建一郎さん
登頂した陵太郎さん(左)と父・建一郎さん

日本人最年少記録を達成

 高津区在住の小学5年生、前田陵太郎さんが昨年12月、10歳でアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ(5895m)の登頂に成功した。これまでの11歳の日本人最年少記録を塗り替えた。

 1歳から登山を始めた陵太郎さんは、日本最高峰の富士山(3776m)に小学1年生で登頂。家族と一緒に日本各地の山々を巡り、登山愛好家が憧れる「日本百名山」のうち70座をすでに制覇している。

 キリマンジャロへの挑戦は、父・建一郎さんが同じ小学生が登頂した新聞記事を読んだことがきっかけ。「お父さんに誘われて、もし登れたら最年少記録になることを知って、挑戦する勇気が湧いた」と決意した。

 陵太郎さんは、12月25日に日本を出発しキリマンジャロのあるタンザニアへ。27日に登山口から歩き始めた。途中で高度順応をしながら登ったが、歩き出して3日目に激しい頭痛に襲われた。翌日には回復したが、連日の疲労や薄い酸素など過酷な登山は続いた。そして30日午後11時30分、ついに山頂へのアタックを開始。真っ暗な中ヘッドライトの明かりを頼りに黙々と歩き続け、翌31日午前9時1分、ついにアフリカ大陸最高地点の頂に到達した。

 厳しい山行を振り返り、陵太郎さんは「疲れて足も痛くて、景色をゆっくり見ることはできなかった」と話す。それでも、下山を始めると徐々に体力が回復し、登頂できた喜びが湧き上がってきたという。

頼れる父とともに

 共に登山をする父・建一郎さんは、大学時代に探検部に所属し、国内外で豊富な経験を持つ。陵太郎さんは、そんな頼りになる父のことが「大好き」だという。登山の魅力について「山頂に着いた時の達成感や、きれいな景色を見ること。そして、大好きな父と一緒に登れることが何より楽しい」と笑顔を見せる。

 陵太郎さんの目標は、小学生のうちに日本百名山の残り30座に登頂すること。そして「将来は、アジアやヨーロッパなど世界七大陸それぞれの最高峰を全て制覇するのが夢。19歳までに達成して、日本人最年少記録をまた作りたい」と力強く語った。

山頂へは雪道を進んだ
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