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高津区 人物風土記

公開日:2026.06.05

今春から「高津区市民健康の森を育てる会」の新会長に就任した 村上 寛さん 子母口在住 75歳

  • 村上 寛さん (写真1)

「地域の憩いの場」次世代へ

 ○…春日台公園を中心に緑豊かな里山づくりに励む「高津区市民健康の森を育てる会」。会員約70人を率いる新会長に就任した。竹林整備やホタルの育成、名物の「親子野菜収穫体験」など活動は多岐にわたるが、「ゆっくりみんなで 楽しみながら」という20年来のモットーを何より大切にする。目指すリーダー像は「無理をさせず、怪我なく、会長がいなくても自然と活動が進む組織ですかね」と、穏やかに微笑む。

 ○…岩手県の農家生まれ。小学校の教員や校長を定年退職後、菜園体験教室への参加を機に入会し、今年で8年目を迎えた。これまで主に担当してきた「収穫体験イベント」は、募集定員の10倍の応募が殺到することもある人気企画のひとつ。天候に一喜一憂する日々の中で、農家の苦労を改めて実感しつつも「収穫を迎えた親子の笑顔を見るのが一番のやりがい」と目尻を下げる。

 ○…地域との繋がりは深く、街を歩けば「サツマイモ掘りのおじさん」と声をかけられることもしばしば。公園を散歩する住民と「昔はね」と始まる世間話を交わす時間が、日々のささやかな喜びとなっている。かつては海外旅行に憧れた時期もあったが、今は地域に目を向ける。本紙などを片手に高津区内を巡るのが趣味で「世界も大事だが、足元も大事」とも。

 ○…環境悪化により長きにわたって同会の代表的イベントだった「ホタル観賞会」は先ごろ大盛況のうちに幕を閉じた。今春からは役員的な顔ぶれも大きく代わった。組織として節目を迎え、その将来を託された新リーダーは、前会長など先人たちが育んできた情熱や、脈々と紡いできた歴史を礎に、地域の憩いの場を健康的に次世代へと繋ぐため、一歩ずつ歩みを進めていく。

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