高津区 社会
公開日:2026.09.18
「地域でいつまでも働く喜びを大切に」 川崎市シルバー人材センターの新理事長、西義行氏に聞く
少子高齢化の進展、就業ニーズの多様化、デジタル化、さらには地域包括ケアシステムとの連携など近年、全国的にも「シルバー人材センター」を取り巻く環境は大きく変化してきている。そんな中「高齢者の就業・生きがい支援を通じて活力ある地域を創りたい」と語る川崎市シルバー人材センターの西義行理事長に、今後の展望などを聞いた。
Q.新理事長就任にあたり、センターの現状をどう見ているか。
西理事長:超高齢社会を迎える中、「働きがいをもって地域で活躍したい」という皆さん方の大きな力を感じている。就業機会の新規開拓、会員の入会促進に加え、大型の就業受注の終了など課題も多いが、会員の皆さんがこれまで培われた経験や知識・技能は本当に多彩である。働く意欲を持つ会員と、家庭、企業、公共機関などの発注者の皆さんを結びつける取組を強化していきたいと考えている。
Q.令和8年度の重点施策は。
西理事長:今年度は「第4期基本計画」がスタートして2年目であり、取り組みに勢いをつける重要な年である。特に力を入れたいのは次の3点である。まず「働く意欲のある高齢者の就業機会の拡大」。これについては「就業機会創出員」とともに、発注者への広報や訪問を強化する。また、働く意欲のある会員が70歳を超えても無理なく働ける軽易な作業などへの就業拡大にも取り組む。次に「デジタル化による就業情報の提供の迅速化」。これについては会員専用サイト「スマイル トゥ スマイル」の活用を促進するため、会員や市民を対象にスマホ講習会や、スマイル トゥ スマイル登録相談会を充実させ、迅速な就業情報の提供を図る。3点目は「地域包括ケアシステムとの連携の強化」。これについては、高齢者・子育て世帯、共稼ぎ世帯などの日常生活上の家事を支援する「家事援助・子育て支援サービス」など多様なサービスも提供し、川崎市が進める「地域包括ケアシステムの構築」と連携した取り組みを進める。
Q.理事長として大切にしたいことは。
西理事長:私は、会員や地域の皆さんから「話しやすい」と感じてもらえる雰囲気作りを大切にしている。センターはさまざまな「人」から支えてもらう組織である。だからこそ、笑顔で丁寧に向き合う姿勢が大事だと考えている。センターが「皆さんの住む地域を支える存在」として、さらに信頼されるよう職員一同、取り組んでいきたいと考えている。
Q.最後に、地域の皆さんへ。
西理事長:市内には、経験豊かなシニアの皆さんが数多くいらっしゃる。皆さんの力を地域に生かしていただくことで、まちの活力や魅力は必ず高まる。「まだまだできることがある」「自分の地域の役に立ちたい」と少しでも思われたら、全力で応援しますので一度、川崎市シルバー人材センターの扉を叩いてください。
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