戻る

高津区 トップニュース社会

公開日:2026.09.11

高津区 「豪雨から園児守る判断を」 保育士対象に防災研修

  • 被害状況を解説する白井さん(奥)

    被害状況を解説する白井さん(奥)

 高津区役所で9月3日、保育園の保育士らを対象とした風水害対策の研修会が行われた。今春から気象庁が運用を開始した新しい防災気象情報を踏まえ、急速に悪化する雨量や危険度の見極めと、迅速な避難行動の重要性を学んだ。

 高津区が主催したこの研修会には、区内の保育施設から約50人が参加した。講師を務めた区危機管理担当の白井康太さんは、過去に発生した区内の被災写真や具体的な数値、イッツ・コミュニケーションズ(株)が製作した防災ガイドなどを用いながら講義を行った。

 雨量の目安として「時間雨量50ミリ」が全国の下水道整備基準であり、これを超えると排水が追いつかず内水氾濫が起きやすくなると解説。また「時間雨量100ミリで土砂災害、200ミリで洪水のリスクが高まる」と伝え、近年の雨量の凄まじさに警戒を呼びかけた。

 さらに、気象庁の危険度分布Webサイト「キキクル」の活用法を伝授。危険度を示す紫色は「危険な状態」であるとし、画面の色を定期的に確認することが適正な避難判断に直結すると強調した。

短時間で天候悪化

 後半のワークショップでは、過去に区内で発生したゲリラ豪雨のデータを基にシミュレーションを実施。わずか30分から1時間で急激に状況が悪化し、道路冠水や鉄道運休が相次ぐプロセスを検証した。雨天時は徒歩移動の時間が延びる点も踏まえ、防災気象情報がレベル3を示した段階から資材準備や避難態勢を整える必要性を確認した。

 会場ではブルーシートを用いた簡易止水板も展示。白井さんは「状況は短時間で大きく変わる。ツールの情報を自らこまめに確認し、適正で早めの避難判断につなげてほしい」と強く呼びかけた。参加したみぞのくち保育園の鈴木佳江園長は「命を預かる身として責任の重さを実感した。早めの判断を心掛けたい」と語った。

高津区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

高津区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

高津区 トップニュースの新着記事

高津区 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS