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公開日:2026.09.11
テンプル大学 溝口に新たな「教育拠点」 市長など来賓が開設祝う
米国・ペンシルベニア州立テンプル大学の日本校である「テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)」の新たな教育拠点「ヒルサイドセンター」が9月4日、高津区久地に開設された。世田谷区三軒茶屋のメインキャンパスに次ぐ、首都圏第2の主要拠点となる。
元々はキヤノンの研究施設があった場所(高津区久地1の1の1)を取得し、最新の教育空間へと大規模な改修を施したこの施設は地上8階建て、延床面積約7千平方メートル。館内にはオンラインと対面を併用するハイブリッド型授業に対応した23の教室や300席の大講堂、学生たちが国籍を超えて交流できる屋上庭園などを完備しており、主に1年次の学生がここで学ぶ事になる。
タイムカプセル埋蔵も
9月4日に行われた開校記念式典には約300人もの関係者が駆けつけ、新たな拠点の誕生を祝った。来賓として福田紀彦川崎市長をはじめ、原典之川崎市議会議長、白井豊一高津区長らが地元を代表して出席。さらに、文部科学省高等教育局参事官付専門官の古屋圭織氏や、駐日米国大使首席補佐官のエリック・ジェイコブス氏らも参列し、祝辞を述べた後、テープカットが行われた。さらに同大学が日本で創立60周年を迎える16年後の2042年に開封予定のタイムカプセル埋納式も執り行われ、川崎市から提供されたサッカーのユニホームなどを収納。地域の歴史の1ページとして刻まれた。
起爆剤として高まる期待
新キャンパスの地に溝口が選ばれた背景には、三軒茶屋のキャンパスまで東急田園都市線で一本という良好なアクセスに加え、地域特有の住環境の良さも遠因にあったとみられている。南武線沿線などに学生向けの住居が点在しており、すでに多くの同大生が溝口エリア周辺で生活基盤を築いていた土壌があった。大学の関係者は「3路線が利用できる利便性に加え、駅前の活気ある商業エリアと、少し歩けば広がる閑静で治安の良い住宅街の共存は、外国人留学生が暮らすうえで極めて理想的な環境」として高く評価している。
このキャンパス誕生は「川崎市や高津区、とりわけ溝の口界隈の地域住民や地元経済に多大なメリットをもたらす」と、地元からは期待の声も。学生の約7割を海外からの留学生が占める特性上、溝口エリアが国際色豊かな空間へと変貌することも予想されている。また、一般向けの公開講座や文化交流イベント、地元小・中高生に対する実践的な英語教育での連携など、国際交流と街の活性化の起爆剤としての役割も期待されている。
テンプル大学の開校に際し地元の有志らがクラウドファンディングを立ち上げ、地域を盛り上げる企画を予定するなど、早くも歓迎ムードに包まれている。
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