多摩区・麻生区 人物風土記
公開日:2026.07.10
多摩区商店街連合会の会長に就任した 原山 修さん 多摩区長沢在住 78歳
プラス思考でつなぐ商店街の輪
○…多摩区内487店舗が加盟する多摩区商店街連合会の新たな舵取り役に就任した。コロナ禍を経て希薄化した店舗間の対話を取り戻すため、「まずは店主たちが集まり、顔を合わせて本音で話せる場を」と、就任早々から役員会の体制刷新に奔走する。
○…長野県の山奥で生まれ、東京を経て16歳の時に家族で川崎へ移住。兄の新聞販売店独立を機に、学生時代はテニス部で汗を流しながら朝刊配達を手伝った。高校卒業後は一転、横浜・本牧の米軍向け施設の売り子として4年間勤務。多様な文化に触れた経験が、現在のオープンな人柄の土台となった。その後、実家の新聞店を引き継ぎ、代表者として長年店を切り盛りしてきた。
○…地域活動の転機は、長沢へ移住した1989年。南生田中学校のPTA会長を務めた際、地域とのつながりが一気に広がった。そこから自治会活動や保護司、「長沢まちづくり協議会」の立ち上げなど、地域の課題解決のために次々と行動を起こしてきた。現在は住み込みで長沢自治会館の管理人を務めながら、自治会の広報部長や防犯・観光の要職を歴任する地域の「顔」だ。
○…「個人店の高齢化とデジタル化の波への両輪の舵取りが必要」と先を見据える。区独自の「子育て支援パスポート事業」を通じて若い母親世代を取り込み、メルマガで情報発信するなど、若者向けのデジタルアプローチにも着手。時代のニーズに合わせた商店街の底上げに余念がない。
○…趣味の囲碁はアマ2段。「プラス思考でいこう」を座右の銘に、毎日のメール便配達では階段を上り下りし、足腰の鍛錬も欠かさない。かつての活気あふれる商店街の賑わいを取り戻すため、伝統を守りながらも新たな挑戦を続ける。
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