中原区 コラム
公開日：2023.02.24
育休取得しやすい社風
最上テック（株）
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認証書を持つ澤野さん（右）と高橋さん
電気を安全に使うための配電盤の製造・メンテナンスを手掛ける最上テック（株）（鈴木靖史代表／下沼部）。社名の由来である最上川が流れる山形県の事業所を含め、社員33人のうち11人を女性が占める。結婚、出産などを経て復帰する女性社員も多く、男女を問わず育休取得がしやすい社風。認証に向けて中心となった澤野千恵子さんも子育て真っ最中で「子ども優先で働けることがありがたい」と話す。業務は基本的にチームで行い、急な休みや早退に対しても誰かがサポートできる体制を整えている。
中原区に創業して51年。配電盤の整備など、かつては男性中心の現場だったが今では女性の活躍も目立つ。令和元年東日本台風のときは、浸水した武蔵小杉駅の配電盤の復旧を女性社員が中心になって１カ月以上かけ実施。澤野さんは「現場にも更衣室などの環境が整備された。この仕事を知ってもらい、もっと女性の雇用を増やしていけたら」と思いを込める。
本社と山形事業所の社員間の交流も積極的に行う。澤野さんと同じ管理部に所属する高橋千春さんは「育休後も職場復帰しやすく、女性も長く働ける条件がそろう。健康な限り続けていきたい」と意欲を示した。
かわさき☆えるぼし...川崎市が２０１８年に創設した、女性の活躍を推進する中小企業の認証制度。今年度は新たに市内26社が認定。このコーナーでは中原区内の新規認証企業３社を紹介。
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