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公開日:2026.06.05

小杉駅北口地区 再開発、2035年に完成へ 東側に駅ビル、広場を拡充

  • 整備が始まる北口駅前地区

    整備が始まる北口駅前地区

  • ゾーニング図=市提供

    ゾーニング図=市提供

 川崎市中部の中核として発展を続ける武蔵小杉駅周辺で、大規模な再開発が進んでいる。5月17日に行われた武蔵小杉駅前再開発協議会(川島邦博会長)の定期総会では、市や関係事業者から駅北口の再開発の現状と今後の見通しが報告された。新たに、北口駅前広場の東側に駅ビルが建ち、広場を拡充するなどし、2035年度以降に完成する方向性が示された。

 市の説明によると、北口駅前地区には、老朽化した建物などの低未利用地が残されており、広域拠点にふさわしい高度利用と駅前空間の刷新が急務になっていたという。駅前広場では歩行者の交錯や交流機能が不足、近隣の等々力緑地でイベントが開催される際の一時的な混雑や、大規模災害時における屋外滞留者スペースの不足といった防災面が課題となっている。これらを解決するため、市は民間開発を誘導しながら駅前広場の再編整備とにぎわい空間の創出を一体的に進めていく予定だ。

西側ビル、早くて32年度末完成

 北口駅前広場の事業計画は、西街区と東街区に分かれる。昨年都市計画決定された西街区では、商業施設や住宅、大型防災備蓄倉庫などを備えた地上43階建てのビルが建設される。敷地東側に道路用地を生み出して駅前広場を拡充する計画だ。既存建物の解体工事がすでにスタート。完成予定は、当初は29年度だったが、人手不足の影響等で32年度末から33年度上期へと延期された。

ペデ延伸で混雑緩和

 東街区では、西街区で創出された道路用地を集約し、駅前広場を拡充。中央の広場整備は市が担い、東側は関係権利者が新たな駅ビル開発を行う。コンベンションホール周辺からのペデストリアンデッキを延伸することで、混雑緩和と回遊性の向上を図る。権利者との土地利用に関する協議が始まっており、今年度中に権利者と覚書を締結。30年度以降の事業着手、35年度以降の完成を目指すという。

 これにより、長年進められてきた武蔵小杉のまちづくりは、北口駅前の再編によって最終的な完成形へと向かうことになる。同協議会の川島会長は「小杉が通過点になっては街のパワーが生まれない。人が滞在し、買い物や飲食をすることで街がにぎわう、そうしたまちづくりを進めてもらいたい」と期待を寄せた。

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