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公開日:2026.08.28
井田長瀬緑地 高校生企画「子ども植生図鑑」 中原区の秘境で自然探究
区内に残る最後の秘境で自然探究――。井田長瀬緑地(井田)を舞台に、高校生が企画・運営し地元の小学生が緑に触れ、自然科学(STEM)へ親しむ「子ども植生図鑑プロジェクト」が9月20日(日)に開催される。本企画には、主体となる中原区ソーシャルデザインセンター(SDC)や行政関係者らが協力する。
最大の特徴は、栄光学園高校(鎌倉市)の赤星啓太さん(3年)と門田(もんでん)侑大さん(2年)らが自ら企画・運営を手掛けている点。赤星さんが共通の知人を通し、地域のつながりづくりに取り組む団体・中原区SDCとの関係性を築いたことをきっかけに提案した。武蔵小杉駅周辺の大規模な再開発が進む中原区の「最後の秘境」と称され、豊かな自然が残る井田長瀬緑地をフィールドに、地元の小学生が植物や微生物などの生態を観察しスケッチしてまとめる。そうして子どもたちが見つけた情報をまとめ、世界に一つだけの「植生図鑑」を作り上げる予定だ。
発起人である赤星さんは「知識を学ぶだけではなく、昔の植物学者のように自分で疑問を持ち、探検しながら五感を使って観察し、発見した植物にニックネームを付けたりしながら楽しんでほしい」と話し、「都市部でも、街路樹や足元を見るだけで自然の神秘や面白さは見つけられる。この体験を通して、自然への探究心や思い出が刻まれれば」と熱く語る。
同プロジェクトの広報を担当する門田さんは区内出身で大谷戸小学校の卒業生。「家の中でゲームをして遊ぶだけでなく、自然の中で思い切り体を動かしながら知らない世界を発見する楽しさを知ってほしい。自分も幼い頃に山で遊んだ体験が今も強く心に残っている」と思いを込める。
行政や大人がサポート
プロジェクトの背景には、都市化に伴い子どもたちが身近な自然と触れ合う機会が減っていることや、貴重な緑地の有効な利活用が進んでいないという地域課題がある。高校生ならではの発想を主軸に据えながら、区民まちづくり組織の中原区SDCや行政関係の大人たちがサポートに入る。SDCのメンバーで、関係機関との調整役を務める区内在住の中谷奈穂さんは「世代を超えた協働体制のもと、若者が地域課題の解決と魅力発信に挑む試みとしても期待を寄せている」と話す。
事前申込制で小学生15人程度の募集を予定。詳しい内容や応募方法については、9月上旬にかけて区内のこども文化センターなどに掲示されるポスターやチラシを参照。
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