戻る

中原区 意見広告

公開日:2026.08.14

市政報告vol.120 市民生活を直撃する「上下水道料金の値上げ」〜老朽化対策と市民負担のはざまで揺れる市政の現場〜 議会運営委員会委員長 川崎市議会議員 末永 直

  • 市民生活を直撃する「上下水道料金の値上げ」〜老朽化対策と市民負担のはざまで揺れる市政の現場〜 (写真1)

 猛暑のみぎり、水恋しき今日この頃。麦茶に素麺、プール云々。海難事故にはお気をつけください。さて、市政報告ですが、なかなかに言いづらい、水の値上げについて御報告致します。

 川崎市議会では、常任委員会が議会閉会中も開催しています。私は本年度、環境委員会に所属しています。「水道料金・下水道使用料改定の方向性について」等、7月30日に環境委員会で報告がありました。10時から始まって17時半頃にかけ、議論が紛糾しました。

 9月議会に料金改定議案を提出することを前提に報告が進められました。料金改定をしない場合、水道事業は令和9年度以降、下水道事業は令和15年度以降に資金がショートするとのことです。不足分を借り入れないといけません。「改修計画を見直す必要があり、管路の更新改修等ができなくなり、漏水や断水リスクが高まる」「いいんですか?」的ニュアンスで当局から突き付けられました。市民が物価高で苦しむ中、国も食料品の消費税を減税しようとしている中、「なぜこのタイミングで値上げに踏み切るのか」といった声は理解できる一方、「物価高等で局も厳しいから値上げしないとやっていけない」との声も理解できます。板挟みにあっている感覚です。

 7月28日に発生した熊本地震において、亡くなられた方、被害に遭われた方に対し、お悔みないしはお見舞い申し上げるところですが、熊本地震を受け、管路の耐震化、更新等は市民の痛みを伴っても必要な取組だということは、納得していただけるのではないでしょうか。

 水道料金の値上げは20〜24%、下水道は10〜14

%、いつ、どの程度か、というのが肝なのだろうと感じます。今年度から新総合計画がスタートしています。例えば、成果指標の一つである「水道管路の耐震化率」は、現状44・1%から令和11年度までに51・2%以上を目標値として設定しています。開始して4カ月で「できません」と言われたのかと思いました。こんな計画があるのかと憤りを覚えましたが、よく読んでみると、「水道(下水道)料金制度等の見直しを行うとともに」、と記載されています。一連の流れは既定路線であり、ホップ・ステップ・ジャンプのホップだったのだなと感じました。総合計画の成果指標等上下水道局が掲げた目標をギリギリ達成できるボーダーラインは何%なのかを伺ったところ、「水道22%、下水道11%」とのことでした。

 翌31日に、自民党はじめ主要4会派の団長が本件について福田紀彦市長に負担軽減の要望書を提出しました。9月議会の提出議案にどう反映されるか。見ものです。

末永直

suenagayuke26@gmail.com

TEL:044-789-5823

http://suenagayuke.com/

中原区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

中原区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

中原区 意見広告の新着記事

中原区 意見広告の記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS