JR川崎駅東口の18商店街会や大型店などで構成される「川崎駅広域商店街連合会」が今月1日、設立された。発足以前は「川崎中央商店街連合会」(中央商連)と「川崎駅前商店街連合会」(駅前商連)に分かれていたが、東口活性化を図るため、組織を一本化。気持ちを新たに、スタートを切った。
「横浜・神戸元町に負けない」
加盟商店は1000店に迫るという同商連の会長には、中央商連会長だった猪熊俊夫氏が就任し、駅前商連馬場俊夫氏が会長代行(副代表)ポストに就いた。
両商連は、もともと一つの組織だったが、駅前大型商業施設の開発や加盟商店街、商店の様々な考えが交錯し、中央商連と駅前商連にわかれ、それぞれ街の賑わいに向けた取り組みを進めてきた。
官公庁が集まる川崎駅東口は長年、市の商業の中心地だったが、ラゾーナ川崎が西口に進出したことなどにより、人の流れが変化。今年5月31日には小川町のさいか屋川崎店が閉店。接する新川通りの人通りも閉店後、減少するなど厳しい状況に置かれている。「東口に賑わいを取り戻そう」と猪熊氏と馬場氏は共通の会合で意見交換を重ね、昨年から一本化に向けた準備を本格的に進めてきた。
川崎日航ホテルで2日に行われた式典であいさつに立った猪熊氏は「横浜や神戸の元町にも負けない、素晴らしい商店街をつくりたい」と強調。客引き行為の禁止や不法看板の撤去、不法自転車の取り締まり対策に取り組む決意を示した。役員は次のとおり(敬称略・カッコ内は所属商店会名)・▽会長=猪熊俊夫(チネチッタ通り商店街振興組合)▽副会長《会長代行》=馬場義弘(川崎銀座商業協同組合)▽副会長=武藤聰宏(川崎砂子会協同組合)▽副会長=小島照彦(川崎銀柳街商業協同組合)▽副会長=藤村稔(たちばな通商店街振興組合)▽専務理事=戸村正房(川崎平和通商店街振興組合)▽理事=小林一三(川崎銀座商業協同組合)▽理事=鬼塚保(川崎名画通り商店会)▽理事=西尾猛(川崎駅前仲見世通商店街振興組合)▽理事=中西孝幸(桜新道会)▽監事=辻野紘一朗(川崎駅前大通商業協同組合)▽監事=小宮邦夫(小川町商映会)
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