川崎区・幸区版 掲載号:2018年10月12日号
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懐メロで認知症予防 ベンチャー企業が開発

文化

懐メロ回想法の商品を手にする津森修二社長
懐メロ回想法の商品を手にする津森修二社長

 中学高校生時代に聴いていた音楽や映画を題材に思い出を語り合い、高齢者の認知症予防につなげるイベントがイトーヨーカドー川崎店と川崎港町店で今月31日から期間限定で行われる。「懐メロ回想法」と呼ばれる催しで、ベンチャー企業が企画。川崎市がバックアップし、市全域への拡大にも期待が寄せられる。

 イベントを企画したツモリレコードの津森修二社長は、かつて大手レコード会社エイベックスに勤務。2012年のエクササイズDVD『TRFイージー・ドゥ・ダンササイズ』の開発者として携わった。このDVDは350万枚を超えるヒット作となり、津森さんは音楽の力のすごさを実感。「認知症予防とかけあわせることもできるのでは」と会社を立ち上げた。

 「懐メロ回想法」は、馴染みのある昔の楽曲を聞くことで、古い記憶が呼び起こされるという米カルフォルニア大学で発表された学説に、ADL記憶を喚起する音楽をプラスさせた商品。ADL記憶は、しつけが完了すると言われる12歳に前後3年間の幅を持たせた10歳から15歳の記憶を喚起すると、食事、排せつ、衛生を保つ日常動作生活が維持され、高齢者の機能向上が見込めるといわれている。

ヨーカドーで視聴会

 津森さんによると商品開発にあたり、これまで200人以上に実験を行ったという。ある90代のおばあさんは、日頃はうつむいて寝ているが、懐メロ回想法を通じ、神田のダンスホールで踊った思い出を語り始めたという。

 開催当日は、年齢の近い人同士を集めて、そのグループの中高生時代の曲をかけたり、映像を10曲超流す。「一口に懐メロといっても90代と80代、60代では聴いていた音楽や観ていた映画はまるで違う」と津森さんは語る。対象は65歳以上で「高齢者の家族のいる方にも参加していただきたい」と訴える。

 イベントは、川崎区役所が後援。水谷吉孝区長は「(懐メロ回想法が高齢者がいきいきと地域で生活できる)地域包括ケアの一助になるかもしれない。行く行くは取り組みが市全域に広がっていただければ」と期待を寄せる。

参加は事前申込制

 「懐メロ回想法」は川崎店で10月31日から11月4日、川崎港町店で11月7日から11日に実施。時間はいずれも午前10時15分から11時、11時15分から正午の2回行い、各回定員は20人。参加費は無料。

 事前申し込み制で希望者は、両店舗にある申し込み用紙に必要事項を記入の上、両店1階のサービスカウンターにある応募箱もしくはFAX(川崎店044・366・6278 川崎港町店044・244・7342)で申し込む。締め切りは川崎店が10月21日、川崎港町店が10月28日。

 問い合わせは、川崎店(【電話】︎044・366・4111)、川崎港町店(【電話】︎044・246・7705)へ。
 

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