東日本大震災の被災地・福島県の復興支援を行う人たちの活動発表会が5日、幸区鹿島田の「鹿島田DAYS」で開かれ、14人が参加した。
横浜市に住む廣瀬みおさん(高3)とはるさん(中2)姉妹は、福島県双葉郡にあるふたば未来学園高校の生徒が開発した商品を自ら仕入れ、関東で販売する活動を紹介。これまで中原区のモトスミ・ブレーメン通り商店街や、日本橋の福島物産館で販売してきた。
2人は2018年夏に親戚の住む福島県を訪問した際、同学園の生徒が福島県の特産品を使った商品を自分たちの手で開発・販売している姿を見て感銘を受け、「力になりたい」と商品を関東で販売しようと決意。アイデアを学園側に持ち掛け、生徒や教師らと交流を深め仕入れを行えるようになった。販売先は、関東の商店街やアンテナショップなどを行脚し、直談判。「疑われたり、偽善なのではと言われることもありましたが、あるボランティアの方に『自分たちが正しいと思えることなら堂々とやろう』と言ってもらい前を向けた」という。
みおさんは「震災から遠ざかるほど支援も風化していく。福島の魅力を広めることに焦点を当て、活動を続けていくことが大事」と語る。2人は今年秋ごろに双葉郡でランタンフェスの開催を考案中といい、はるさんは「まずランタンフェスを成功させ、より多くの人に福島の魅力を広めたい」と意気込む。
発表会後は、同学園の商品であるゆずサイダーや鮭フレークの販売も実施した。収益は全額同学園に寄付する予定。
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