幸区を拠点にまちづくりを行うNPO法人はたらくらす(石渡裕美代表)が10日、学習会「地域コミュニティーリーダーを育てる〜担い手が『集まる』グループにあるものって何?〜」を幸区役所日吉分館で開催し、市内外の地域団体の代表や地元小PTAなど20人が参加した。
学習会では「強くあたたかい組織・コミュニティー」をつくる3つの要素について、特別講師のNPO法人CRファクトリー代表理事、呉(ご)哲煥(てつあき)さんが講演。呉さんはNPOや市民団体のマネジメント支援を行っており、良いコミュニティー形成には「理念に共感してもらうこと」、「自己有用感(自分が組織に役立っていると思えること)」、「居心地の良さ」が重要と強調。人を惹きつけるリーダーとは、自らの思い(理念)を明文化できる人とも語った。
場の成長促す人材を川崎に
石渡さんは「コミュニティーを作っても、優れたリーダーがいないと死んだ場になってしまう」と話し、2年ほど前から学習会を計画していたという。「魅力あるリーダーは場の成長、ひいては社会の価値を向上させる。川崎にそういった人材を溢れさせることで、地域全体の活性化にもつなげたい」と語った。また「既に各地域で代表として活動している方々に来ていただけて良かった。リーダーの自己研さんの場としても、今後も学習会を開いていければ」と意気込む。
参加した人は「自分の団体の理念をもう一度見直し、何のために活動しているのか話し合ってみたい」と話した。
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