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公開日:2021.10.01

鹿島田・新川崎住民有志
「仮装かかし」で地域活性
ハロウィーン企画に一役

  • 中心メンバーの村石さん、島田さん、清水さん、鵜飼正雄さん(左から)

  • 昨年登場した仮装のかかし



 今年の10月は鹿島田駅に「ハロウィンかかし」が出現する-- 。周辺町内会有志らでつくる「新川崎・鹿島田みらい街づくり会議」が、10月17日から11月7日まで駅前交通広場で様々な仮装をまとわせたかかしを展示するハロウィーン企画の準備を進めている。





 「ハロウィンかかし」の始まりは昨年10月。コロナ禍で大半のイベントが中止となる中、「子どもたちが楽しめるものを」と、周辺商店会らが主催する鹿島田ハロウィンに合わせ、町内会自治会有志らが手作りの仮装をまとわせた8体のかかしを試行的に展示。楽し気に写真を撮る子どもたちの姿が印象に残った。





 この取り組みをきっかけに、「町内会自治会が横断的につながることでできることも増えるのでは」と組織化。約15人が参加し「ふるさとづくり」に取り組む同会議を今年1月に発足し、季節に合わせたイベントなどを開催している。





 団体として本格始動した今年は、かかしの一般公募も。現在約20体が集まっており、ライトアップも計画中だ。発案者の村石修さんは「密にならない方法を考えた結果、かかしに思い至った。24時間おいているからいつでも見に来て」と呼びかける。





思い出のシンボルに





 メンバーのひとりの清水宣暁さんは、かつて1万人以上の人でにぎわった鹿島田地区最大級のイベント・七夕夜店に思いを馳せる。「今は無くなってしまったが、賑わいを知っている人は鹿島田を思い出す一つのシンボルなのでは」と語る。そんな象徴ともいえるものを生み出していきたいとも。「『鹿島田といったらこれ』というような、思い出や愛着を住民同士で共有できるイベントや企画を考えていきたい」。昨年末から今年にかけて、クリスマスイルミネーションの装飾や、子どもたちが地元店で仕事を体験する企画、七夕飾りなども行ってきた。鹿島田町内会から参加する島田久弥さんは「ハロウィンも他の企画もみんなで育てあげていきたい」と話す。





 同会議は新川崎、鹿島田地域のエリアマネジメント組織・鹿島田DAYSを拠点に、周辺5町内会自治会(鹿島田町内会、パークシティ新川崎自治会、パークタワー新川崎自治会、サウザンドシティ自治会、東小倉町内会)有志らが参加。住民が愛着を持って住み続けたくなるまちづくりを進める。

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