県政報告Vol.36 県政の課題を問う 自民党県議会議員 河本(かわもと)文雄(ふみお)
「SDGs未来都市 神奈川県」へ
県議会第1回定例会で議決された平成31年度予算の主な概要について報告致します。
SDGsの理念に沿い取組を着実に推進
SDGsとは2015年に国連サミットにおいて全会一致で採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。国では、全国でSDGs達成に向けた取組を行う29の自治体をSDGs未来都市として選定し、そのうち特に先導的な10の取組を自治体SDGsモデル事業に選定しています。現在、県は「いのち輝く神奈川」の実現に向けて取り組んでいますが、18年にSDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業の両方に選定されました。両方とも選定されたのは、都道府県では本県のみです。
こうした中、県では「私たち一人ひとりの行動が、未来につながる。SDGs未来都市 神奈川県」のスローガンのもと、SDGsの理念に沿って、子ども・子育てへの支援、県立教育施設の整備、安全で安心なまちづくりや未病改善による健康長寿の取組など、県民生活に密着した取組を着実に推進していきます。
今後の取組としては、市町村、企業、大学、NPOなどとさらなる連携強化を図り、SDGsの普及啓発・PR、モデル事業の展開などに積極的に取り組んでいく方針です。
安全で安心なまちづくり
地震災害対策推進条例に基づく自助・共助の取組を一層推進するとともに、中長期を見据えた減災戦略に基づく対策に取り組み、県民の生命、身体及び財産を守る、「災害に強いかながわ」をつくります。
新たな対策としては、大規模災害発生時に国や市町村、防災関係機関と情報受伝達を行う専用の通信手段「防災行政通信網」について、19年度は有線・移動系無線の再整備に向けた調査・基本設計を行います。
また、地域防犯力の強化や、消費者被害などの未然防止と救済、県民と一体となった交通安全運動・対策等を実施することにより、犯罪や事故のない安全で安心なまちづくりを推進していきます。
とりわけ、ラグビーワールドカップ(W杯)をはじめとした19年度の大規模イベントへの対応としては、各種テロ対策等警備諸対策を推進。ラグビーW杯、20年の東京オリンピック・パラリンピックについては、円滑な進行と選手や観客等の安全・安心を確保するため、会場周辺の防犯カメラと気球カメラの設置に加え映像分析システムを導入し、雑踏事故やテロを未然に防止します。
事件・事故への迅速・的確な対応としては駅構内等でテロや大規模災害等が発生した際、鉄道事業者の判断に基づき、事業者が設置した防犯カメラの映像を警察本部に伝送し、初動対応及び救助活動を行う映像伝送システムを新たに運用します。
交通事故の防止に向けた新たな施策としては、県民の交通安全意識の向上と交通事故を防止するため、県民総ぐるみの交通安全運動・対策などを推進。また、視認性の低下が著しい道路標示については緊急的な補修を実施していきます。
このほか、SDGsの理念に沿った持続可能な農業の実現に向けた取組について積極的に取り組んでまいります。
神奈川県議会議員 河本文雄
相模原市中央区東淵野辺5-21-11
TEL:042-707-8836
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