県政報告Vol.44 県政の課題を問う 自民党県議会議員 河本(かわもと)文雄(ふみお)
新型コロナウイルスの最前線で対応にあたる医療従事者、福祉関係者の皆様におかれましては、生命と健康の保持に努めていただき、深く感謝申し上げます。
神奈川県議会では、令和2年第2回定例会議でおよそ1514億円にのぼる6月補正予算の第2弾を議決致しました。
これは新型コロナウイルス感染症対策にかかわる国の第2次補正予算を踏まえ、医療提供体制の維持や県内経済の再開と回復に向けた支援を行うため計上されたものです。今回はその一部を報告致します。
医療提供体制の維持と感染拡大防止対策
新型コロナウイルス感染症に対応する医療提供体制を維持するため、医療機関が行う病床の確保や、感染拡大防止対策等に対する補助を行うとともに、市町村が実施する医療提供体制の整備等を補助します。事業予算は693億1852万円になります。
医療・福祉の担い手支援
感染リスクと厳しい環境下で業務を行う県指定医療機関に勤務する医療従事者や職員に最大20万円、感染症発症者または濃厚接触者に対応した介護・障害福祉施設の職員に最大20万円を支給します。その他医療機関の医療従事者と職員、介護・障害福祉施設の職員にも5万円を支給します。事業予算は443億4102万円になります。
県内経済の再開と回復に向けた支援
県内経済の再開と回復のため、新型コロナウイルス感染症に対応する資金の利子補給や感染拡大の防止対策としてのデリバリーやインターネット販売などを実施する中小企業者等に対する補助等、県内で製造される製品や農林水産物の需要喚起を実施。また、観光振興を図るための支援も行います。事業予算は46億16万円になります。
生活支援
休業や失業等による生活困窮者の増加に対応するため、生活福祉資金の特例貸付を行う県社会福祉協議会に貸付原資等を補助します。併せて、休業等で住居を失う恐れがある方や、ひとり親世帯(児童扶養手当受給世帯)に対しても給付金が支給されます。事業予算は155億4662万円になります。
学びの保障等への対応
県立学校における感染拡大防止対策として、サーモグラフィー等の感染症対策用品の購入の補助、オンライン学習にかかわる通信費の負担を軽減するための追加給付に加え、修学旅行等の中止または延期によるキャンセル料等への支援、大学生など学生生活を継続するための支援、全国大会の代替として開催される地方大会の運営費等に対して補助を行います。事業予算は47億3933万円になります。
創設基金の設置と活用
「かながわ新型コロナウイルス感染症医療・福祉応援基金」がこのほど設置され、基金に積立をした上で新型コロナ対策の最前線でさまざまな困難を抱えながら医療、福祉、介護の業務に従事する方々を応援するための事業を実施します。
具体的には感染症対応にかかわる医療機関や福祉施設に対して感染防止に必要なマスク等の物品の購入と県産品の支援、感染症患者に直接対応した医療・福祉従事者に旅行補助券を贈呈。「新しい生活様式」に対応する子ども食堂への協力金の支給。「認知症カフェ」をリモートで開催する団体への必要な端末等の提供などが実施されます。基金への積立目標に20億円、今回の事業予算は10億1949万円です。
今後も、新型コロナウイルス感染拡大の防止に向けて全力で取り組んでまいります。
神奈川県議会議員 河本文雄
相模原市中央区東淵野辺5-21-11
TEL:042-707-8836
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