相模原市立の小学校で1月17日から季節性インフルエンザによる学級閉鎖が実施された。市内公立小中学校での学級閉鎖は2020年2月末以来およそ3年ぶりとなる。
市内でのインフルエンザは、2022年末の12月19日〜25日(第51週)の週に、流行開始の目安となる1定点医療機関あたり1を超え、流行期に入った。2023年2週目(1月9日〜15日)には39施設で259件で6・64まで増加した。
公立小中学校は年末年始の冬期休暇を経て、新学期が始まってちょうど1週間がたったところで、流行期に重なった。
市教育委員会学校保健課によるとインフルエンザによる学級閉鎖となる基準は、インフルエンザの罹患確定者と38度以上の発熱や咳、鼻水、鼻づまりなど急性呼吸器症状での欠席者が、合わせてクラスの人数の20%以上となった場合、学級閉鎖となる。1月17日から休業となった4クラスは31〜35人の学級で8人〜14人の欠席者が出た。
季節性インフルエンザが理由の学級閉鎖は、19年度に362クラス、20年度に248クラスで実施されたが、直近では2020年2月28日〜3月2日の中央中が最後で、約3年ぶりの学級閉鎖となった。
湿度管理も
インフルエンザの流行は全国的なものだが、3年ぶりの流行について市感染症対策課の吉田綾医師は「季節性インフルエンザの罹患者が約2年間少なかったため、免疫を持つ人が少ないこと」などを要因の一つにあげる。3密の回避やマスクの適切な着用、手洗いの習慣化など基本的な感染予防対策の徹底とともに今からでもワクチン接種が効果的と語る。また「インフルエンザウイルスは乾燥している環境を好む。換気をしながらだと難しいが、適切な湿度管理を」と呼びかけた。
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