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公開日:2026.03.19

相模原市
ロケ誘致促進条例制定へ
経済効果創出など目指す

  • 2025年、旧青葉小学校でドラマ「レプリカ 元妻の復讐」の撮影が行われた時の様子(写真提供=相模原市)

    2025年、旧青葉小学校でドラマ「レプリカ 元妻の復讐」の撮影が行われた時の様子(写真提供=相模原市)

 相模原市議会で現在、映像作品のロケーション撮影を市内に積極的に誘致するための条例案が審議されている。背景には、山間部と都市部を有する相模原市の撮影地としての魅力が映像業界で認識され始めていることがある。こうした市の可能性を生かそうと、超党派の議員8人が全国的にも例の少ない条例案を提出した。

 「映像の力でさがみはらを元気にする条例」は、撮影誘致により地域の経済効果の創出や市内外への市の魅力発信を目指すもの。市の責務や事業者・市民の役割、基本計画の策定などを定めている。条例制定に向けての動きは、市議会議員が1年ほど前から本格的に進めてきた。

 条例案の作成において中心となった市議は「撮影を誘致できれば撮影陣の飲食、宿泊、移動、それから警備員の配置などによって地域への経済効果が期待できる。条例ができると市が率先して撮影誘致に動きやすくなる他、市全体で撮影を応援する機運を高められる」と話す。

 市内での撮影が増えるとシティプロモーション面にも好影響がある。広告費をかけるのではなく、撮影料を得ながら市の魅力を発信できる。2024年度の撮影受け入れによる歳入は約50万円で、撮影日数が急増する25年度は大幅な増加が見込まれている。

 撮影地になることで「相模原市の今」を映像として長期間保存する意義や、市民の誇りになる側面もある。閉校に伴い25年度に多くの撮影が行われた旧青葉小学校の近くに住む60代女性は撮影誘致を好意的に捉える。「子どもが通った思い入れのある学校。取り壊される部分もあるが、映像という形で残るのは願ったり叶ったり。感謝。周りの人も喜んでいる」

 条例案は3月2日の総務委員会で賛成総員で可決。24日の本会議で採決される。

撮影日数9倍以上に

 市内での撮影は25年度、公共施設だけで59件・154日(26年2月末時点)。撮影日数は前年度の9倍以上に上る。急増の要因の1つとなっている旧青葉小学校は、同校のシンボルであったクスノキなど、ロケーションの魅力が映像業界で口づてされている。

 撮影コーディネーター業務を行う株式会社マーク(府中市)の井上喜昭代表取締役は、月あたり15作品ほどに相模原市を撮影地として紹介し、そのうち3、4作品が撮影にいたっているという。相模原市での仕事の多さから、昨年9月には市内に支店を構えた。相模原を積極的に紹介する理由については「相模原は首都圏から1時間圏内にある。そして田舎と都会、どっちも撮れるので、働き方改革で撮影陣の時間的制約が強まる中、移動時間を減らせる。1つの自治体で完結すると申請関係も楽」と話す。

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