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さがみはら中央区 人物風土記

公開日:2023.09.14

相模原市邦楽連盟の会長を務め、9月17日の文化協会祭に出演する
金子 朋沐枝(ともえ)さん
光が丘在住

  • 金子 朋沐枝(ともえ)さん (写真1)

伝統の邦楽を次世代へ

 ○…音楽や舞踊、美術など、相模原市の文化の充実を図る17団体が加盟する「相模原市文化協会」。今年は邦楽連盟が中心となって、毎年秋に開催している文化協会祭の芸能・舞台部門を盛り上げる。箏や三絃、尺八を中心に、子どもから大人まで和気あいあいと演奏を楽しむのが邦楽連盟のモットーだ。会長職に今春就任し「明るい雰囲気で活動しています」と笑顔。「邦楽を身近に感じられる機会はなかなかない。市民の皆さんに、ぜひ和の音色を聴きに来てほしい」

 ○…光が丘で生まれ育った。おおらかな父が大好きで「父のやることを何でも真似していた」と懐かしむ。父が趣味で習っていた尺八に初めて触れたのは10歳の時。竹の音色に魅せられ、夢中で練習した。高校生の時、余命半年と告げられていた父に病床でプロになることを望まれ、「最初で最後の親孝行」と決意を固めた。東京藝術大学の邦楽科に進み、尺八を本格的に学んだ。尺八専攻で同大学の大学院を修了したのは、女性で初めてだった。

 ○…ヨーロッパやアメリカ、イスラム圏など世界各国を飛び回って公演し、「凛とした空気は邦楽ならではの魅力」と胸を張る。息抜きには国内を車中泊で巡っており「時間を気にせず思いのまま楽しめる。海に沈んでいく夕陽が美しいんです」と穏やかに微笑む。

 ○…大学時代の同期3人で結成した邦楽ユニット「あさきゆめみし」はメンバー全員が相模原市出身。「馴染みのない人にも親しんでほしい」と約20年間、邦楽の新しい可能性を探りながら各地で活動している。今後の目標は、若い世代に伝統音楽の魅力を伝えること。「『やってみたい』と思ってほしい。微力ながら相模原を文化・芸術の町にしていけたら」

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