さがみはら中央区 意見広告
公開日:2023.10.19
県政報告Vol.63
県政の課題を問う
自民党県議会議員 河本 文雄(かわもと ふみお)
神奈川県議会 令和5年度 第3回定例会が9月7日に開会し、様々な審議を行いました。県からは一般会計に116億6100万円を追加する2023年度9月補正予算が提出され、10月13日に議決されました。「物価高騰への対策」や「教育・子育て環境の整備」「医療体制の強化支援」など、神奈川の課題解決に向けた事業・取組を展開していきます。
飼料・肥料が高騰農畜産業支援
世界情勢の不安定化や気候変動などで農業や畜産業を取り巻く環境・情勢は大きく変化しています。肥料や飼料の価格高騰が続く中、農畜産物への価格転嫁は進んでおらず、生産基盤の弱体化に拍車をかけている危機的な状況で、早急な対策が必要です。
今回の追加予算では、農業者の肥料購入に対する補助として5429万円を計上し、畜産農家の飼料購入に対する補助として7614万円を計上しました。
今後の価格高騰の状況も踏まえ、神奈川県の農畜産業の現状に即した支援ができるよう働きかけていきます。
こども中心施策の推進
国のこども家庭庁では、常にこどもの利益を第一に考え、取組・政策を社会の真ん中に据える「こどもまんなか社会」の取組を進めています。
神奈川県でも様々な取組を進めており、県民の皆さんとともに「こどもまんなか社会」を実現するためには、機運醸成に向けた活動が求められています。今回の予算では広報の予算として2988万円を計上しました。公共交通機関のデジタル広告などを活用し、県民の皆様に呼びかけます。
特別支援学校に1人1台端末
県立特別支援学校の端末整備として2億776万円を計上しました。これまでは特別支援学校の小中学部の児童・生徒と高等部の生徒が端末を共用してきましたが、「GIGAスクール構想」の「1人1台」の視点でみると課題がありました。
今回の予算で全児童・生徒に「1人1台」のタブレット端末による学習環境が整います。高等部の1、2年生は今年度末までに整備されますが、ただ、現行の3年生は今年度末まで共用となります。
介護施設のコロナ対策
新型コロナウイルスが第5類へ移行された後も感染症対策は欠かすことはできません。
介護施設でのサービス提供を維持するため、感染者が発生した際に必要な人材確保や感染防止対策に対する補助をします。その財源として基金の積み立てを行うこととし、積立金として56億3417万円を計上しました。
高齢者施設に自家発電を
近年、豪雨や台風などの自然災害の被害が甚大化する中、停電のリスクも増しています。高齢者施設にとって「命綱」ともいえるのが自家発電設備です。今回の予算では設備を整備する事業者への補助として、2473万円を計上しました。
その他にも条例の改正など、県民や事業者の皆さまの実情に合った地域づくりが進められるよう審議していきます。物価高騰への対策や少子高齢化対策など神奈川の課題は山積みです。これからもしっかりと審議して参ります。
神奈川県議会議員 河本文雄
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相模原市中央区東淵野辺5-21-11
TEL:042-707-8836
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