意見広告・議会報告
県政報告Vol.73 県政の課題を問う 自民党県議会議員 河本 文雄(かわもと ふみお)
令和7年第1回定例会が2月12日に開会しました。県からは令和7年度当初予算案と2月補正予算案が提出されました。県民の皆様の生活に直結する物価高騰対策を盛り込んだ2月補正予算は、迅速な支援を実施するため、同日の議決を行いました。今回の県政報告では物価高騰対策について紹介します。
神奈川県では国の総合経済対策による重点支援地方交付金を活用し、物価高騰対策として2月補正予算に148億2580万円を計上しました。
生活者支援
生活者支援の分野には41億8769万円を計上しました。内容は次の通りです。【LPガス料金の高騰に対する支援】(40億504万円)LPガス販売事業者が実施する利用料金の値引き等に対して1世帯あたり3000円の支援金を支給【学校給食等物価高騰対応費補助】(6264万円)県立特別支援学校の給食費は1食あたり66円、寄宿舎食費は1食あたり72円を補助【防犯カメラの設置支援の充実】(1億2000万円)地域防犯カメラや自治会等が行う防犯カメラの補助額を臨時的に引き上げ。
事業者支援
事業者支援の分野には106億3810万円を計上しました。内容は次の通りです。
『医療・福祉・学校』に対する支援として電気代・ガス代等の高騰による負担を軽減させるため、【医療機関等の光熱費等に対する支援】(28億8286万円)病院・有床診療所の場合は1床あたり2・2万円支援(施設の種類により支援額異なる)【福祉施設等の光熱費等に対する支援】(45億2317万円)入所施設の場合は1名あたり2・2万円支援(施設の種類により支援額異なる)【私立学校の光熱費等に対する支援】(1億969万円)小中学校・中等教育学校・高等学校・特別支援学校は各校7〜121万円、幼稚園は各園8万円、専修学校は各校12万円支援【生活困窮者支援団体等の光熱費等に対する支援】(1億6350万円)団体あたり7万円支援。
『生活衛生関係営業者』に対する支援として【一般公衆浴場の燃料費等に対する補助】(5351万円)補助率を2分の1として燃料費及び電気代の高騰分を補助。
『農林水産業者』に対する支援として【施設園芸農家の燃料費に対する補助】(2175万円)【畜産農家の輸入乾牧草購入に対する補助】(1億2400万円)【と畜場の光熱費に対する補助】(763万円)【きのこ生産者の燃料費に対する補助】(72万円)【漁業協同組合等の電気代に対する補助】(422万円)を盛り込み、補助率を2分の1として燃料費や光熱費等の高騰分を補助。
『中小企業者等に対する支援』として【中小製造業等特別高圧受電者支援事業費】(5億2968万円)製造業・倉庫業及び商業施設やオフィスビルに入居する事業者に対して電気代を支援【信用保証事業費補助】(8億2225万円)中小企業者の資金繰りを支援するため、特別融資を受ける際に生じる信用保証料について補助を拡充。
『運輸事業者』に対する支援として【貨物運送事業者物価高騰対応費補助】(13億4216万円)燃料価格高騰分の一部を支援【大型等運転免許取得促進事業費】(5290万円)担い手確保のため、免許の取得に応じ奨励金を交付。
物価高騰対策は喫緊の課題です。厳しい状況にある今、迅速かつ効果的に実行することが不可欠です。しっかりと議論してまいります。
神奈川県議会議員 河本文雄
相模原市中央区東淵野辺5-21-11
TEL:042-707-8836
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