戻る

さがみはら中央区 社会

公開日:2025.11.27

旭中生が商品開発に挑戦
区内企業で職場体験

  • 甲斐社長、広報・開発部の担当者と新商品のアイデアを考える生徒(右)

 パッキング材やクッション材などの発泡品の加工、販売を行う相模カラーフォーム工業株式会社(上溝/甲斐大輔代表取締役社長)で11月19日〜21日の3日間、職場体験が行われた。旭中学校(緑区)の2年生が参加し、工場でプロッターやプレスといったさまざまな機械操作や業務を体験。最終日には広報・開発部の担当者とともに新商品の企画を体験した。

「楽しさ感じて」

 同社はオリジナリティあふれる「自社製品」の開発に力を入れている。第1号として2015年に販売を開始した「くびにかけるくん」は、マスクのひもに装着し、首にかけることで長時間着用時の耳の痛みを解消する商品。コロナ禍でマスク需要が増加したこともあり、累計25万個以上販売されている。職場体験では、このヒット商品の企画から販売までの流れを開発部の担当者が解説。花粉症でマスクをずっと着けていたという甲斐社長(当時は営業部長)のアイデアが形になるまでのストーリーや、キャラクターの誕生秘話が語られた。

 その後、生徒が社員らと共にスポンジを活用した新商品の企画に挑戦。始めは悩む様子を見せていたが、スポンジを使ったホワイトボードクリーナーというアイデアを披露し、社員らを感心させていた。参加した生徒は「ものづくりが楽しそうだと思い参加した。アイデアを出すのは難しかった。将来は好きなことを仕事にできたらと思っている」と感想を話した。

 甲斐社長は「すぐ試作ができることは当社の強みの一つ。自分が考えたものが形になり、誰かの役に立つという、ものづくりの楽しさを感じてくれたらうれしい。不便なことや困ったことを解決できる商品をこれからも作っていきたい」と話していた。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

さがみはら中央区 ローカルニュースの新着記事

さがみはら中央区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS