戻る

さがみはら中央区・緑区 文化

公開日:2026.07.23

星が丘在住・加藤さん 絵で見る「鉄」20冊 「暮らし支える技、知って」

  • 鉄やブリキで作られた小物とともに力作を紹介する加藤さん

    鉄やブリキで作られた小物とともに力作を紹介する加藤さん

  • シリーズの概念図

    シリーズの概念図

 中央区星が丘在住の画家・加藤忠一さんが6年間にわたって執筆してきた書籍「絵で見る 鉄 シリーズ」が、6月20日に発表された20冊目をもって完結を迎えた。製鉄会社で研究開発に携わった経験から、「さまざまな技能を持った人たちによって、鉄が世の中に役立つ物に変えられているのだということを広く人々に伝えたかった」という加藤さん。人々の生活を支える鉄製品とその加工に携わる人や企業の技術を、一つ一つ丁寧にまとめ上げた。

 加藤さんは1941年福井県生まれ。富士製鉄に入社後、淵野辺にあった製品技術研究所で研究開発に従事。その後合併した新日本製鉄の研究所造りに尽力し、鉄鋼研究所所長を最後に退職。現在は画家として活動し、約10年間で発表した作品は画集を中心に100冊を超えている。

物・技・人

 執筆のきっかけは、インターネットで見かけた「鉄で作られたものって何ですか?」という質問だった。当時「鉄で何が作られているのか」を解説した本がほとんどなかったこともあり、加藤さんは「一生懸命作ってきたのに、世間に知られていない」と痛感。退職後の2009年に『ブリキとトタンとブリキ屋さん』を発表した。その後、鉄製品全般に視野を広げたのが、今回完結した「絵で見る 鉄 シリーズ」。キッチンの調理器具のような身近で小さなものから、船舶や橋といった巨大建造物まで、約700におよぶ鉄製品をイラストを交えて解説した『鉄で作られた物』(全8巻11冊)に始まり、加工技術に迫った『鉄を使う技』(全5巻)、技術を駆使する人々に光を当てる『鉄を物に変える人と企業』(全4冊)と続く。

 情報は書籍や企業の発表資料、新聞記事などを駆使して徹底的に収集。掲載された写真は、実際に製品を購入して撮影したという。「高度な技術を持ち、誇りをもって働く人々のことを少しでも知ってもらえたら」

 作品は、電子書籍作成サイト「ロマンサー」で無料公開されている。

さがみはら中央区・緑区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

さがみはら中央区・緑区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

さがみはら中央区・緑区 ローカルニュースの新着記事

さがみはら中央区・緑区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS