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消防局救急出場 過去最多を記録 1日で173件

社会

公開:2022年7月28日

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救急隊の出場は年間でも最多を更新する勢い(写真:相模原市消防局提供)
救急隊の出場は年間でも最多を更新する勢い(写真:相模原市消防局提供)

 相模原市消防局は7月18日の救急出場件数が173件で、1日の出場件数としては1963年の統計開始以来最多を記録したと発表した。

 これまでの最多は2018年7月23日の172件で、この日は相模原市中央区で最高気温38・0度を記録する猛暑日だった。

 消防局警防部救急課によると、173件の内訳は急病が120件、一般負傷が21件、交通事故が8件、労働災害が4件、運動競技が2件、転院搬送などのその他が18件だった。このうち熱中症が2件、コロナが疑いを含め31件だった。同課の野口深雪課長によると「この日は極端に気温が高い訳ではなかった(最高気温32・2度)が、満遍なく救急要請が多かった」と話す。

正しく「予防」コロナ・熱中症

 今後、増加が懸念されるのが、熱中症と新型コロナの「第7波」。

 今年は6月末からの猛暑の影響で、6月の熱中症と思われる救急搬送者数が88人と昨年同時期(29人)に比べ3倍以上に増加。上半期の救急出場件数が19540件(速報値)に達している。

 7月に入ってからは暑さに加え、新型コロナの「第7波」の影響で感染者の搬送件数が急増。7月1週目(4〜10日)が20件だった搬送者数は2週目(11〜17日)には3倍増(60件)となっている。野口課長によると「不測の事態に備える予備の救急隊まで出動する状態」で、2019年の年間の過去最多出場件数(3万7509件)を更新する勢いとなっている。

 野口課長は「コロナ感染者が増加しており、暑くても屋外でマスクを外したくないという人も多いかと思うが、気温や湿度が高い中でのマスク着用は熱中症のリスクが高くなる恐れがあるので、十分な距離が確保できる場合などは熱中症のリスクを考慮してマスクを外して欲しい。一方で感染症の予防のためには冷房時でも換気は必要。ただ家の中での熱中症も多炒め、エアコンなどの冷房機器を適宜使用して熱中症を予防して欲しい」と呼びかけている。

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