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シリーズ 109 〜新ゆりドクター通信〜 内視鏡でできる腰の手術 三成会 新百合ヶ丘総合病院
脊椎脊髄末梢神経外科芝本 和則科長
腰の病気を原因とした坐骨神経痛や足のしびれの多くは年齢と共に変形した腰骨や靭帯、椎間板が神経を圧迫することで生じます。お薬治療やリハビリをしても効果が無い場合は手術が選択肢となります。手術では物理的に圧迫を解除します。
近年、内視鏡で手術できる症例が増えつつあります。従来の手術では一定程度皮膚や筋肉を切開しますが、内視鏡手術では直径８mmの皮膚切開で筋肉の切開も最小限となるため、身体の負担が軽く早期に退院できるのが特徴です。腰の病気の中でも椎間板ヘルニアや椎間孔狭窄は内視鏡手術が得意とする病気です。腰部脊柱管狭窄症の場合は病変の状態によって内視鏡が可能な場合と、従来法の方が適している場合があります。内視鏡手術をご検討の方は専門医とよくご相談ください。
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