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さがみはら南区 人物風土記

公開日:2026.02.26

新磯観光協会の顧問としてマップ作成に携わった
野頭(のず) 重一さん
磯部在住 77歳

  • 野頭(のず) 重一さん (写真1)

人のためが嬉しい

 ○...「うん、いいんじゃない」と完成前のマップを見て一言。2010年に観光協会の一員になって以来、マップの作成に携わるのは4回目。民俗資料館の館長だったこともあり、資料は豊富。「地域の人でも見向きもしないモニュメントに歴史があったり、歩き回って聞いた坂の名前も実は知られていない読み方だったり。発見がたくさんあった」と笑顔を見せる。

 ○...新磯小、相陽中、県立相模原高校出身。「県相って言うと今でこそ驚かれるけど、1期生だからそこまですごくないよ」と謙遜する。学生時代から英語教諭を目指していたが、父が地元で米屋を開業した。「長男だし、継ぐことになるので教員になってもきっと辞めることになる」。そう考え、大学卒業後から家業を手伝った。ただ、「教えることはあきらめたくなかった」と夜は店の2階で中学生に英語を教えた。口コミで評判が広がり、受験生の「頼みの綱」に。多くの生徒を高校合格へ導いた。

 ○...5年前、脳梗塞で倒れ、資料館の閉館を余儀なくされた。理学療法士である息子の支えもあり、現在は観光協会の活動に加え、老人サークルの主宰や吹き矢の先生など、その活動は多岐に渡る。吹き矢は月に2回、大野中公民館まで通う。電動自転車を必死に漕いで片道40分。「行くのは大変だけど、みんなに『楽しかったよ』と言われると嬉しくてまた頑張って行こうと思う」

 ○...「もう欲はない。周りの人が何かを一生懸命頑張る姿を見るので十分」。そう語る一方で地域のイベントや近所の挨拶が少なくなった現状には寂しさを感じている。「マップをきっかけに住んでいる人も街の魅力を感じ、訪れる人をもてなしていけたら」と熱く語る。

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