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公開日:2026.07.09

谷口鹿島神社 「氏神様は氏子が守る」 社殿を改修、12日に竣工祭

  • 神社を守り続ける、現氏子総代会のメンバー

    神社を守り続ける、現氏子総代会のメンバー

  • (上)改修された回廊や基壇石張り・(下)期間限定絵馬

    (上)改修された回廊や基壇石張り・(下)期間限定絵馬

 谷口地域で古くからこの地を守る氏神様として住民の心の拠り所となっている谷口鹿島神社(上鶴間本町)の社殿の保存と安全性向上を目的に今年2月から進められていた保存改修工事がこのほど完了し、7月12日(日)に竣工祭が執り行われる。

 鹿島神社の御祭神は武甕槌命(たけみかづちのかみ)(建御雷神)で、創建当時は鹿島大明神と称した。創建年は不詳だが、建久年間(1190〜1199年)に源頼朝が鶴間に鶴舞神社(現在の浅間神社)を創建したと伝えられる頃、開拓を任された村人が農耕に関係のある武甕槌命を祀る鹿島神宮(茨城県)の御分霊をそれぞれの村に勧請した神社の一つだろうと伝わる。現在の地には1801(享和元)年に遷し奉った。五穀豊穣のほか必勝成就や家内安全など古くから地域住民の深い信仰を集め、元旦祭や節分祭、神輿が町内を練り歩く例大祭には多くの参拝者でにぎわう。

氏子が守り継ぐ村社

 同神社は地域の氏子たちが代々守り続けている「村社」。神職は常駐しておらず、神事の際には鈴鹿明神社(座間市)から神職を迎えて祈祷などを行う。神仏習合の名残を留めた風神祭などの祭事の際には、隣接する青柳寺の住職が読経することもある。

 谷口地域の7つの町内から選ばれた7人の総代と21人の世話人が中心となり、神社の維持管理のほか、年間の祭事や行事を執り行い、毎月2回の月次祭当日には御札や御守、御朱印の授与なども行う。総代長を務める大塚芳明さんは「氏神様を守るのは氏子。この地で生まれた者の使命」と心構えを口にする。

100年に1度

 現在の社殿は1927(昭和2)年に建てられ、約100年の年月が経つことから、社殿の随所に傷みが生じていた。昨年6月に開かれた総代会で、特に痛みが目立つ回廊と高欄の改修および耐震補強工事の実施を決議。2月に安全祈願祭を行い、工事に着手した。6月末までにぼぼ作業が完了。工事費用は参拝者による浄財や奉納金などで賄った。

 真新しい木の香りが漂う回廊部分の説明をしながら「いい香りがするでしょう。きれいになって気持ち良いよね」と微笑む大塚さん。今回、回廊と高欄のほか、基壇石張りや拝殿も改修。拝殿には畳が引き詰められていたが、時代に合わせた床張りとし、猛暑に対応してエアコンも設置した。大塚さんは「約100年に1回の改修。氏子が1つになって大きな仕事を成し遂げられた感じ」と安堵の表情を見せた。

記念の御朱印も

 同神社では保存改修竣工祭を7月12日の午前11時から執り行う。氏子ら約50人が参列し、宮司が祝詞をあげる。その後、11時30分頃から巫女による浦安の舞の奉納が行われる。奉納の舞は一般の参拝者も観覧が可能。

 また、保存改修工事竣工の文字やイラストが添えられた御朱印や絵馬も期間限定で授与される(要初穂料)。

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