さがみはら南区 人物風土記
公開日:2026.06.25
上場企業の代表取締役でありながら、救急医として医療に従事する 唐橋一孝(かずなり)さん 緑区二本松在住 46歳
まちをつくり、命守る
○…総合不動産業を展開する株式会社サーティーフォー(緑区橋本)の舵取りをする一方、相模原協同病院(同橋本台)の救急科で診療にあたる。いずれも責任の重い役割。「週5で会社、週1で病院。病院勤務のみのときの方がきつかったので、今は楽」と笑う。会社は今年1月、創業者から引き継いだ。「常に新しいことに取り組む。だから会社も34年間続けてこられた。『挑戦』の理念はしっかりつないでいきたい」
○…横浜で生まれ相模原で育った。弟が2人おり、自身は「ぼんやり、おっとりタイプ」。中高時代は野球に打ち込み、野茂英雄に憧れた。医学部を卒業し、「スーパーハード」と言う聖路加国際病院に勤務。形成外科医としてさまざまな手術を経験。「今の自分の土台をつくってくれた」と振り返る。一方、来院する訪日外国人との言葉の壁に課題を感じ、病院を離れてオンライン医療相談の事業を立ち上げた。ただ、「地域医療に携わり続けたい」と、9年前から非常勤で勤務する。
○…趣味は釣りや旅行。仲間とワイン、焼酎を楽しむ時間も大好きだ。推しのアーティストは「X JAPAN」。YOSHIKIと握手をしたことは大切な思い出のひとつだ。
○…医師を志したきっかけは、小学生の頃にテレビで見た救急医の姿だった。ただ「23歳くらいまでふらふらしていた」。そのような中、ずっと父親から言われ続けていた「夢を持つことの大切さ」を改めて思い直した。相談すると「3浪までなら」と背中を押された。「一代でここまで会社を築いた父と、父を支えてきた母親には本当に感謝している」。建設、不動産業を通じてまちづくりに取り組む一方、今後は医療、介護事業への進出も構想する。
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