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橋本大鷲神社 地域の支えで鳥居再建 創建90周年で記念事業

公開:2013年5月30日

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厳かな雰囲気の中行われた落成式
厳かな雰囲気の中行われた落成式

 橋本の神明大神宮内に祀られた大鷲(おおとり)神社(橋本6の39の25)がこのほど、創建90周年を迎えた。神社を愛する地域住民の多額の奉賛、寄進によって、老朽化した鳥居の再建、神殿の塗り替え等を約40年ぶりに記念事業として実施。5月23日には関係者や地域住民100人程が見守る中、落成式典が厳かに執り行われた。

 大鷲神社は、1923年に地域住民によって橋本商店街の繁栄と繁盛を願って、元橋本に創建された。戦後に神明大神宮内(現在の倉庫のある場所)に移転し、1971年に現在の場所に、商店街有志の寄付によって神殿を建築。同年11月には、商店街の商売繁盛、地域住民の招福開運を願って同神社で「酉の市」が行われた。以来、酉の市は、毎年11月の酉の日に行われ、今では橋本を代表する催しとして、神社と共に地域から親しまれている。

予想を上回る奉賛・寄進

 今年、創建90周年を迎えるにあたり、記念事業実行委員会(田中昭委員長)を発足。記念事業として、1991年に建てられ、柱が朽ちていた鳥居の再建を計画。同時に、樹齢450年の御神木であるケヤキの根で参道のコンクリートがせりあがっていたことから、参道の整備も見込まれていた。そこで、記念事業の実施に向けて地域住民に奉賛、寄進を案内したところ、当初の予想を大幅に超える158人から多額の奉賛、寄進があったことから、神殿の再塗装、御神木の保存事業を合わせて行うこととなった。

 3月から始まった工事は、実行委員会の強い要望で、白木の吉野の桧が鳥居の原木になり、皮むき、磨きなどの作業は実行委員会役員自らも参加した。また参道は、御神木の根が邪魔にならないように玉砂利を敷き詰め、御神木自体の保護も目的とした囲いを設置。神殿は屋根、側壁が塗装され、芳名板を御神木の横に設置した。

 落成式典では、関係者や地域住民約100人が見守る中、亀ヶ池八幡宮の宮司を招き、厳かな雰囲気の中で行われ、再建された鳥居の初潜りの儀も執り行われた。大鷲神社世話人代表の笹野稔氏は「90年も歴史ある神社をこれからも伝承、護持していきたい。今年11月の酉の市は、三の酉まであるので、新しくなった神社で地域を盛り上げていきたい」と話している。
 

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