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『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話 その50 「腰椎椎間板内酵素注入療法」について
腰椎の間にあるクッションの働きをする椎間板組織が後方に出っ張って脊髄やその枝の神経を圧迫することにより神経痛や麻痺が生じる病気が腰椎椎間板ヘルニアです。
これまでは痛み止めなどの内服治療で改善しなければ神経ブロックを行い、それでも良くならなければ手術というのが一般的な治療の流れでしたが、2018年以降本邦では世界に先駆け、椎間板内のクッション(髄核)の主成分であるプロテオグリカンを分解する「コンドリアーゼ(ヘルニコア)」の椎間板内局所注射療法が保険治療として承認されました。プロテオグリカンの保水能力を低下させ、椎間板内圧減少・ヘルニア縮小により神経の圧迫や炎症を改善する効果が投与患者さんの約7割に認められています。
椎間板ヘルニアの数種類ある脱出型の内、効果の出やすい型と出にくい型がありMRIでの評価が必要となります。また、症状の改善までの期間には数日から2〜3ヶ月まで個人差もあり、筋力低下が進行している場合には早期に手術を行った方がいい場合もありますので専門の医療機関にご相談ください。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については5月22日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
【アクセス】JR八王子駅南口からタクシー3分、『京王バス』万町1丁目下車、『神奈中バス』万町2丁目下車
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