さがみはら緑区 人物風土記
公開日:2026.04.23
相模原市消防団の第4代団長に就任した 山口 光幸さん 若柳在住 63歳
より強い地域防災の要へ
○…「地域に住む人が地域を守るんだから、まさに地域防災の要」。そのように消防団を表現する。就任式では、将来を見据えた活発な活動を願い、指針となる『消防団ビジョン』を策定すると明言した。「何を目指して、どういう消防団にするのか。それを示すことが大事」。10年、20年先の未来を思い描いて、「今やるべきことをやるだけ」。団長として覚悟を決めて臨む。
○…父は相模湖町、祖父は内郷村の団長だった。幼い時からその背中を見て育ち、「消防団には入って当たり前」だった。「昔は火事が起きると役所からまず家に連絡があって、団員に出動の電話をするのを手伝ったよ」と懐かしむ。団歴は32年。記憶に残るのは入団直後の千木良の山火事。「火が転がるように落ちるのを見て普通には消せないと思った」。防火帯を作り、ポンプを山に上げて消火活動。一日半かけて鎮火した。
○…生まれも育ちも相模湖。内郷小中、県立相模原高校を卒業。大学、専門学校を経て数年後に家業を継いだ。祖父が創業した自転車屋は、社会の発展とともにバイク、自動車販売・修理と進化し今に至る。趣味はランニング。「出場する大会を決めてから練習するタイプ」と話すと、「中高では短距離だったんだけど、消防団の仲間に誘われてのめり込んだね」と笑顔を見せる。
○…団員の確保、処遇改善、コンプライアンスの順守、女性活躍など、「取り組むべき課題はたくさん」と認識する。それらの課題に団長として向き合いつつ、団員には「気負うことなく活発に活動してほしい」と願う。好きな言葉は武田信玄の「風林火山」。地域防災の要として、どのような状況でも冷静に状況を見極め、消防団を今以上の未来へ導いていく。
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