さがみはら緑区 社会
公開日:2026.06.10
相模原市役所本庁舎の実証実験のロボット「はこまる」は市内6社の総合力で実現 開発を主導した高椋社長に聞く【さがみはらロボットフレンドリーDay】
相模原市役所エレベーター実証実験のロボット「はこまる」は、さがみはらロボットビジネス協議会の6社が知恵を出し合って完成させた。
開発を主導したのはコミュナルテクノロジーサービス株式会社(緑区西橋本)の高椋大寛社長。高椋社長は「まさに6社の総合力で実現した相模原モデルのロボット」と胸を張る。
はこまるは筒形で高さ70センチメートル、直径50センチメートル、重さ30キログラム(ロボット除く)。最高速度は1秒に約30センチメートル。エレベーターに設置した機器とロボットを通信で結びロボットがエレベーターを直接呼び出す。
ロボットシステムは同社の製品を使い、そこに各社の技術やノウハウを投入。その全てを組み合わせることで2・5カ月という短期間で完成させた。公共空間で行政文書を受け渡すため、重視したのはセキュリティ。電気錠とICカード認証を実装し、権限を持つ職員のみが解錠可能とした。
ロボット完成後も閉庁後の本庁舎で試走を重ねた。通路の段差、カーペットの抵抗などの物理的課題、通信や電波が届かない死角対策などを6社と戸田建設で議論し、実証実験にこぎつけた。
大きなインパクト
実証実験を終え、高椋社長は「複数社が連携することで大きなインパクトを残せた。そして、限られた時間と予算の中で現場での意識醸成を図ることができた」と手応えを語る。次のステップとして「例えば職員の方に話を聞くと、ロボットがあいさつするような、物を運ぶ以上の価値が求められている。『このロボットと働きたい』と思わせることも必要で、知性=AIをどのように入れ込んでいくのか。そういったことも考えていきたい」と意欲を見せる。
そして、ロボットの現場で感じるのは次世代への思い。「大人が考える以上に子どもがロボットを受け入れる時代が来ている。子どもが作ったコンテンツやロボットを失敗込みで社会に実装できるようお膳立てすることが大人の役割。それがゆくゆくはまち全体のロボット導入への機運醸成につながる」と話す。
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