民間企業から公募で町田市政策経営部広報担当部長に就任した 本多 浩子さん 南町田在住 33歳
市民と市の信頼の橋渡し
○…「市が発信する情報は、受け取る市民によって格差があってはいけない」。今回の大震災で痛感した。これまで民間企業で企業や商品、サービス、イベントなどを紹介するPR部門に従事してきた。PRは、送り手と受け手の間に”信頼”が無ければならない。”LОⅤE ME”の関係で互いに理解しないと成り立たない。広告の”LООK ME”と一方的な発信とは違うという。市の広報は市民と市の間に信頼を築く橋渡し役だと考えている。
○…群馬県吾妻郡出身。両親とも体育教師で2人の姉とともにスポーツ一家。小さい頃から体を動かすのが好きだった。小学4年生から卓球を始め、中学の時には県代表で関東大会にも出場した。「前に走るのは苦手だけど、サイドステップには自信があります」と笑う。
○…「3年前にも応募しようと思っていた。民間から公募するなんてチャレンジする市だな」と気になっていた。町田市が広報担当部長を民間から初めて採用した3年前にも興味を持っていたが、年齢的に今回応募したときも「今回はまだ無理かな。早くて3年後」と思っていた。採用の際、石阪市長から「一般目線を忘れずに、物怖じせず活動してほしい」と言われた。
○…「広報はPRの原点」という。今まで年齢、職業などターゲットを絞って商品をPRしてきた。「これからは若者や高齢者の皆さんに同じ情報を伝えることが大事」という。広報紙やホームページ、テレビだけでなく、様々なメディア媒体を使って格差なく伝えていくことが課題。「今はまだ、行政の細かいところまでは分からないけれど、一般目線でどんどん戦略的に情報を発信していきたい。町田は自然も多く残り市外の人にも町田のいいところを知ってもらいたい」と抱負を語る。休日は8年前から熱中しているフラダンスでリフレッシュ。お父さん世代と一緒に市民の信頼に応えるべく奮闘中だ。
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