町田市立金井中学校(奥山拓雄校長)で19日、全校生徒を対象に煙を使った避難訓練を行った。
訓練は、1階の給食配膳室で火災が発生したとの想定で実施。全校生徒が各教室から体育館へと避難した。
今回は、火災に巻き込まれた場合、慌てずに避難できるように煙の怖さを知ってもらおうと町田消防署と協力し、校舎内の廊下を使って煙体験も行われた。
普段見慣れた廊下に煙が充満すると、まったく前が見えず、生徒たちは指示通りにハンカチを口元に当て、姿勢を低くしながら避難して行った。
実際に使用している施設内を使って煙体験をすることは珍しく、町田消防署は「署員は実際の室内で訓練をしますが、一般の方が煙体験専用の施設以外で行ったのは初めてだと思う」と話している。
生徒たちも「まったく見えなくてビックリした。下の方が視界が良く、屈んで移動する意味が分かった」「前に何があるか分からなくて怖かった」と煙の怖さを十分体験した様子だった。
奥山校長は「こういった訓練を通じて、火や煙の怖さを知ってもらえれば。いつも生活している場が、まったく違う景色になり、普段から、どういったことを心掛ければ良いかを理解できた」と話していた。
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