31日にサマーコンサートを行う玉川学園高等部吹奏楽団の次期主将を務める 平山 結佳理さん 玉川学園高等部2年 16歳
心響かすムードメーカー
○…自分の吹くオーボエがウィーンの由緒あるホールに響き渡った。初めての海外でのコンクール。「緊張もあったけど仲間と一緒に楽しめた」と振り返る。小学3年から吹奏楽教室に入り、始めたオーボエ。選んだのはリードで吹いて音が出るので楽しそうと思ったから。母親は幅広い地域で活動するマリンバ奏者。「生まれた時から、いやお腹にいた時からマリンバを聞いていました」と笑う。自身もマリンバ歴が3歳からと、だいぶ長い。
○…普段はジャニーズの嵐が好きな女子高生。コンサートに行きたいけどなかなかチケットが取れないのが悩み。忙しい部活だけでなくクラス委員や中央委員にも立候補。今はさらに9月の文化祭の準備に忙しい。「吹奏楽のコンサートでも、演奏だけでなく運営、司会進行もやります。マイクでしゃべるのが好きなのかも」と笑顔で語る。
○…9月から主将になる。「みんなやりたいからやっているはずの部活なのに、楽しんでいない子がいる。私も練習は嫌いだけど、マイナスだけでなく、プラスの面を伝えていきたい」と意欲を語る。アッパー(高学年)になってからコンクールで金賞を取っていないので、それが目標。本番に強いリーダーが仲間を引っ張っていく。
○…市内在住、幼稚部からずっと玉川学園に通う。母も兄も玉川学園出身。父は中学部の数学教師だ。だからか『リケジョ』。化学で難しい問題が解けた時に感じる達成感は、自身の音楽にも当てはまるという。本番で難しいパッセージ(曲のつなぎのフレーズ)が吹けた時、とてつもなく嬉しい。「ブラスバンドをやっていなかったら何をしていたのだろう」と思う時もあるという。将来の夢はまだ見つかっていない。今は目の前のことに精いっぱい全力を傾ける。「音楽は趣味としては続けたい。仕事にはしない」と話す。先生でもある母に「『練習嫌いには無理だよ』と言われているし」。
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