10月22日に投開票が行われた衆議院議員選挙の年代別投票率などがこのほど、公表された。町田市内の10代の投票率は市内の平均投票率(55・24%)を大きく下回る43・11%だった。2016年に選挙権が18歳まで引き下げられてから、衆議院選では初の投票となった。
町田市内の10代の有権者数(10/22投票日現在)は、18歳男性が2,222人、18歳女性が2,151人(合計4,373人)。19歳男性が2,282人、19歳女性が2,163人(合計4,445人)だった。
その内、実際に投票した18歳は合計2,099人、19歳は合計1,702人だった。18歳の投票率は48・00%、そして19歳の投票率は38・29%と市内の全平均より16・95ポイント低かった。
20代一番低く
年代別の投票率を比べると一番高いのは74・16%の70代。一方、一番低いのは10代ではなく、20代の32・45%。特に20代前半の21歳〜24歳は31・96%で、投票率の一番高い70歳〜74歳の75・50%の半分にも届かない結果となった。
徐々に低下傾向
2016年から投票権が18歳まで引き下げられてからの選挙は、町田市内では16年7月の参議院議員選挙と東京都知事選挙、17年7月の東京都議会議員選挙、そして今回の衆議院選挙の4回。
初の10代が選挙権を得た参議院議員選挙の投票率は18歳が60・00%、19歳が51・97%で10代合計は55・90%だった。市内の全投票率は58・75%に比べ、2・85ポイント低かった。続く都知事選は18歳平均49・65%、19歳43・42%で10代平均46・49%(全体60・68%)。14・19ポイント差。都議選は18歳46・79%、19歳33・86%、10代平均40・45%(同54・29%)。13・84ポイント差。
7割が棄権
10代が選挙権を得た4つの選挙で、一番投票率が低い年代は全て20代。参院選43・65%、都知事選37・55%、都議選28・69%となり、都議選は7割以上の有権者が棄権した。
イメージモデル決定
町田市では若い世代に選挙に関心を持ってもらおうと来年2月に行われる町田市長・市議会議員選をPRするイメージモデルを公募し、10代のイメージモデル3人が決定した。キャッチコピーも16歳のアイデアが採用された。今後、啓発ポスターなどに登場するほかイベントなどで活躍する。
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