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町田 社会

公開日:2018.03.29

「1+1」を10にも、100にも
南大沢警察署 大嶺 忍 署長

 「自然豊かで道路もしっかりと整備されていて綺麗な街というイメージ」──。管轄の町田、八王子エリアの第一印象。埼玉県在住だったこともあり、両市との接点は少なく、着任間もない現在は休みの日になると、街を知るため自転車で管轄内を走り回っている。「車では分からない街の様子も知ることができる。坂が多く大変だけど、良い運動になっているよ」と笑顔をみせる。

 2月19日に着任。地域の安心安全を守ることを使命に掲げ、初の署長職に挑む。着任前は、東京五輪・パラリンピックの総合対策本部に籍を置き、競技予定地などに近い繁華街の環境整備などにあたっていた。「それ以前も、防犯対策を推進する部署にいることが多く、地域の協力なしでは犯罪を防げないことを身に染みて感じている」。着任の挨拶をした、南大沢署を支えてくれている交通安全協会などの協力団体には心強さを感じたという。「皆さん、あたたかい方ばかりでした」

 与えられた課題は明確だ。都内全域で、振り込めなどの特殊詐欺が増加し歯止めがかからない状態。手をかえ品をかえ忍び寄ってくる魔の手から、いかに市民を守るか――。啓発を徹底し、振込先となる銀行やコンビニなどにも協力を呼びかける。「部署を超え、署員一丸となって取り組んでいきます」

 フットワークが軽く、ソフトな面持ち。「目線を合わせて話をしてくれる。市民のために、という思いが強い」が周囲の評。

 趣味はスポーツ観戦。なかでもプロ野球を見るのが楽しみ、と話す。チームワーク次第では1+1が10にも100にもなる団体スポーツを署の運営とだぶらせる。52歳。「明るく」「元気」にと署員に声をかけ引っ張っていく。

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