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町田 人物風土記

公開日:2018.09.13

ウェディングプランナーで、婚活イベント「鶴川まちこい未来図大作戦」を主催する
古橋 多恵子さん
玉川学園在住

「ありがとう」がご褒美

 ○…婚活を通じての”地域活性”。初めての試みに心を弾ませる。これまで気仙沼での”地産地消”ウェディングや六本木のライブスタジオでの合同結婚式など、バラエティに富んだ数々の式をプロデュースしてきた。市内では香山園や和光大学ポプリホール鶴川、国際版画美術館など、ウェディングとは無縁と思われる場所での式を手掛けたことも。その発想や手腕が人々の心を掴み、これまでに500組以上の夫婦を世に送り出している。

 ○…名古屋出身。4歳からピアノを習う。高2で講師資格を取るなど、ピアノ漬けの日々を過ごして音大を目指すも、家庭の事情で進学を断念。「その時は荒れたなぁ。包丁で手を切ったら大変だからと家事も何もやってこなかったから」。失意の中、父の助言でジャズバンドのメンバーに。ピアニストとしてリサイタルや社交ダンスの生演奏などにその腕を活かす。活動するにつれ、声を使う仕事がしたくなり、芸能プロダクションのオーディションを受け、合格。

 ○…「今の仕事に繋がっているのだから、良い機会だったのよね」。声優でナレーションの力を見初められ、司会業の道へ。結婚式や企業イベントなどの司会と育児を両立させ、16年前に独立。町田商工会議所創業塾の栄えある一期生だ。

 ○…結婚式はカップルの数だけあるという。「良い結婚式」は当たり前。良い花嫁、良い花婿を育てることを大事にする。「あなたたちがワクワクしながら準備する姿が伝わるのよ。それが良い式」と、プロとして、親として意見を言う。歳を重ねてきたからできること。それを求められていると感じる。「色々と口出ししちゃうの。おせっかいだから」。”子どもたち”からの「ありがとう」を原動力に、これからも人の幸せに関わっていく。

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