活動を再開した「キンモクセイ」のギターやコーラスなどを担当する 佐々木 良さん 町田市出身 43歳
バンド史上、最高の状態
○…1998年に結成された5人組バンド、キンモクセイ。2002年に「二人のアカボシ」でNHK紅白歌合戦に出場した。10年間の活動休止を経て昨年活動を再開。来月には11年ぶりとなるワンマンライブを開く。バンド紹介のときに“相模原出身”とうたわれることが多いメンバーの中で、唯一の町田出身、町田在勤だ。地元を中心に活躍する女性コーラスグループ「まちだガールズ・クワイア」のプロデューサーの一人でもある。
○…バンド活動を休止してもずっと音楽に携わってきた。自身が中心のバンドを結成したときは「何でもできる」と自由すら感じた。「キンモクセイとしてはいろいろな制約もあったので」。しかし、離れてみて分かったこともある。「一人になって本当の自分に気が付いた」。キンモクセイに守られていた部分もあったのだと、のちに知ることに。
○…趣味との区別がつかないほど、仕事好き。家族が出かけた後に家を出て夜遅くに帰宅する日々は、愛娘2人をはじめ家族とのすれ違い生活。「でも家ではレアキャラなので、ある意味とても大事にされているんですよ」と笑みを浮かべた。
○…活動休止してすぐは2、3年で再開するだろうと勝手に考えていた。一方で「この5人と一緒にやることはもうないんじゃないか」と思うほど遠くなったこともある。ようやくメンバーのスケジュールが合い、ワンマンが決まると距離は一気に縮まった。「昔の悪ノリのキンモクセイが帰ってきた感じ。11年間も離れていたなんて思えないほど楽しい」。気がつけば今がバンド史上最高の状態にあると言える。「公演名そのままに、ちゃんとしたライブをやります。奇をてらわず、みなさんの期待に応えられるような曲をやりますので、楽しみにしててください」
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