政府による緊急事態宣言が1月8日に発令され、市内でも不要不急の外出自粛や飲食店等の時短営業などが行われる。警視庁町田警察署によると、昨年の緊急事態宣言下(2020年4月7日から5月25日までの間)による都内の交通死亡事故の被害者(第1当事者)は自転車3人、歩行者5人だった。これは交通量の減少が自転車・歩行者の交通違反を誘発したと考えられるという。
緊急事態宣言が発令された現在、道路交通環境は昨年同様となることが想定される。死亡事故を減少させるためには、【1】交通閑散による車両速度の上昇と運転手の注意力の低下、【2】自転車や歩行者による信号無視などの交通違反の増加、に対する対策が求められる。
3つのアクション
警視庁では「横断 SAFETY ACTION」という、歩行者が道路を横断するときに事故に遭わないための3つの簡単で効果的な行動を推進している。「顔を車両の方向に向ける」「手を出して車両に合図する」「安全な場所で足を一歩踏み出す」というもので、信号を守る、右・左の安全確認をするといった基本的なルールを守ったうえで、この3つのアクションを起こし、ドライバーに「道路を渡りたい」という気持ちを伝えることが大事だと啓発する。
また運転手に対しては、信号無視の歩行者がいるかも、横断歩道じゃなくても横断する人がいるかも、路上に寝転んでいる人がいるかも、という想定をしながら安全運転を心がけるよう注意喚起。町田署交通課安全教育係の竹原警部補は「地域の皆さんを守るために広く知らせていきたい」としている。
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