町田版 掲載号:2021年10月7日号 エリアトップへ

町田天満宮 宮司 池田泉 宮司の徒然 其の89

掲載号:2021年10月7日号

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 新型コロナウイルスがはやり始めた頃を思い出した。経済優先にかじを切りたい政府と、徹底した感染対策を訴える専門家会議の綱引き。そして失敗した。今回、緊急事態宣言を解除した政府と、第6波の懸念を示唆する専門家会議。このせめぎ合いさえ国民の受け止めはマンネリ化。「またか」とため息一つ。願わくば「また失敗か」にならないでほしい。

 境内ではオヒシバとメヒシバが穂を伸ばした。オヒシバは「雄日芝」、メヒシバは「雌日芝」と書き、がっちりとしているのがオヒシバで、か細いのがメヒシバ。雌や姫が付くのは対比して細いとか小さいことから名付けられることが多い。しかし、それでいてオヒシバは抜くのに力がいる一方で、根ごと抜けて駆除できる。ところがメヒシバは切れやすいから根が残る。駆除するには茎が集まる根をつまんで引き抜かないと、また生えてきてしまう。くわなどで掘り起こしてしまえば一網打尽かと思いきや、前年から土中にいるメヒシバの種は一斉に発芽するのではなく、時期をずらして発芽するという厄介な性質がある。メヒシバにしたら生き残るためのスゴわざだ。かくしてメヒシバは農業では強害草と位置づけられている。畑にあれば害があっても、境内の片隅なら何てことはない。顔を近づけてよく見れば、穂に並ぶ花はほんのりピンク色だったりして、秘めたたくましさの中にかれんさもある。果たしてこの小さな花がどんな虫を誘っているのか。

 国民が信頼して任せられるどっしりとした船長は出てこないのだろうか。オヒシバのように大きく堅く、メヒシバのように弱弱しく見えてもしぶとくたくましい、誰もがそんな船長の出現を待ち望んでいる。

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