大和 トップニュース社会
公開日:2026.02.13
星空で地域と福祉をつなぐ
プラネタリウムで交流会
重度の心身障がいがある人を対象にした多機能型事業所を運営する「一般社団法人Link heart」(小玉美津子代表理事=「人物風土記」で紹介)が2月7日、草柳小学校でプラネタリウムの上映会を初めて開催した。障がいの有無を超えて互いが交流し、誰もが生涯学習に向き合える社会を考えようと企画。当日はおよそ170人が満天の星空を楽しんだ。
今回のイベントは、厚生労働省の令和7年度「特別支援学校卒業後における生活介護利用モデルの作成事業」の助成金を活用して行われた。
この事業は、重度の障がいや医療的ケアを必要とする人たちが特別支援学校卒業後に生活介護を受けるなかでも、生涯学習ができるモデル作りを目的に実施されている。
小玉代表は「イベントを通じて障がいのある人と地域の子どもたちが交流し、支援が必要な隣人の存在に気がつくきっかけになれば」とプラネタリウムの上映会を企画した。
当日は全5回の上映が行われ、地域に暮らす親子連れや施設利用者らが参加した。体育館に設営されたドーム内に星空が広がると、暗闇の中で子どもたちの驚きと喜びの声が響いた。
長年、特別支援学校で校内外のサポートを行うなか「重い障がいや医療的ケアが必要な人たちが、支援学校の卒業と同時に社会との接点を失い、孤立しやすい現状を目の当たりにしてきた」という小玉さん。
初の試みを終え「普段なかなか星空を見る機会がない子どもたちに喜んでもらうことができた」と手応えとともにイベントを振り返った。
今後もプラネタリウムを企画したり、同法人が運営する事業所の入浴施設を地域に開放するなど、さまざまな形で地域交流を続ける考えだ。
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